FerrariとALCANTARA®がミラノで魅せるファッションの新境地
2025年春夏ミラノ・ファッションウィークにおいて、ALCANTARA®がFerrariのファッションショーでメインバックドロップとして採用されました。九月の気候の下、ミラノの「Teatro Alcione」は、ファッション界におけるALCANTARAの存在感をさらに高める舞台となりました。
ALCANTARAは、イタリアの高品質を象徴するマテリアルブランドであり、特に自動車産業との長期的なコラボレーションが特徴的です。Ferrariとの提携は、パフォーマンス志向のデザイン、革新性、そして職人技に基づく価値観の共有を強調しています。この新しいファッション分野への進出は、アルカンターラとフェラーリの関係の新たな進化とも言えるでしょう。
クリエイティブな空間の演出
Ferrariのクリエイティブディレクターであるロッコ・イアンノーネ氏は、今回の2025年春夏コレクション「The Ferrari Cabinet」を通じて、個々のワードローブを自身の空間として探求するというテーマを掲げています。目を引くアイテムを巧みに配置し、Ferrari特有のスタイルコードを見事に表現しています。
イアンノーネ氏はALCANTARA®を使い、見る人に温かみある親密な空間を提供しました。このデザインは、まるでALCANTARAで装飾されたスーパーカーの中でショーを観賞しているかのように感じさせる没入感を生んでいます。ショーの演出には、象徴的な「Rosso Corsa」のカーテンや、「Oud」色のインスタレーションが一体となり、視覚的興奮を高めています。
ALCANTARAの魅力と可能性
ALCANTARA®は、これまでに優れたデザインとの数々のコラボレーションを実現し、その柔らかいテクスチャーと多様性で多くのクリエイターに愛されています。特に、自動車の内装やファッションアイテムとしての使用は、そのエレガンスと特別な魅力を証明しています。ALCANTARAによるライフスタイルの提案は、日々の生活に独自の魅力を付加し、使用されるシーンでの価値を高めているのです。
未来志向の取り組み
1972年に設立されたアルカンターラ社は、イタリア産の最高級マテリアルを提供しており、2009年にはカーボン・ニュートラル認証を取得しました。この認証取得に向けた活動は、生産時に生じるCO2の排出を測定、削減、補償することに焦点を当てています。また、毎年発行されるサステナビリティ・レポートは、これらの取り組みの進捗状況を明らかにしており、企業の透明性を大切にしています。
ミラノに本社を構えるアルカンターラ社は、ウンブリア州にある製造拠点と研究開発施設を中心に、世界中の一流ブランドに選ばれる理由を提供しています。ファッションと自動車の世界におけるALCANTARAの影響力は今後も注目され、持続可能性と革新を兼ね備えた新たな価値を生み出し続けることでしょう。