株式会社BELLOWLは、新型コロナウイルス感染症の影響でリモートワークが普及した中で、Z世代を中心に柔軟で自由な働き方を実現している企業です。特に、2020年8月に社内の「組織編成室」を設立し、ミッションは「会ったことがなくても人となりがわかるコミュニケーション」と掲げています。
組織編成室は、BELLOWLのリーダーである鈴木康代氏を中心とした12人のチームで運営されており、全員が他の事業を兼務しています。この体制により、社員が近しく感じ、積極的にコミュニケーションに参加できる環境が整っています。
CZO(Chief 雑談 Officer)の役割
組織の中で雑談をテーマにした活動を強化するため、メンバーは「CZO(Chief 雑談 Officer)」と呼ばれる役割に任命されており、コミュニケーションを活性化させる施策を手掛けています。これには、社内ラジオの運営や個人チャネルでの情報共有も含まれています。
- - 社内ラジオ「momo.fm」: 月に1〜3本のペースで公開され、経営陣や新入社員のインタビューなど、メンバーの人柄が伝わる内容となっています。
- - Slackの個人チャンネル「times」: 自由な情報交換の場として利用され、記事のシェア、好きなアイドルについて語り合うなど、まるでSNSのような使い方が行われています。
リモートワークを前提としたイベント
BELLOWLは、リモートワークの重要性を認識しつつも社員同士のつながりを深化させる努力をしています。毎月、特定のイベントを開催していますが、現在は新型コロナウイルスの状況を見極めたうえで、リアル開催を控えています。例えば、奇数月には「シャッフル雑談mtg」を実施し、社員同士が気軽に雑談できる機会を提供しています。さらに、偶数月には「お誘いランチ月間」を設け、ランチの画像を共有することで、楽しいコミュニケーションを促進しています。
オープン社内報「.bellowl」の運営
従来の社内報とは一線を画し、BELLOWLのオープン社内報「.bellowl」では、ミッションステートメントや社内制度の発信に加えて、社員からの寄稿や連載記事を連載し、面白さを提供しています。記事内容は多岐にわたり、社員の趣味や考え、日常生活に密着した情報が展開されています。これにより、リモートでのコミュニケーションの可能性を広げています。
BELLOWLの設立とビジョン
BELLOWLは2019年2月に設立され、鈴木氏を中心に、日常生活における「仕組み」「慣習」「常識」の見直しを通じて、居心地の良いライフスタイルの実現を目指しています。この目的のために、マーケティングリサーチやデジタルサービスの開発を行い、顧客視点を大事にするビジネスモデルを追求しています。
鈴木康代氏は2019年にBELLOWLを創業し、デジタルマーケティングやUX分野での経験を活かしながら、企業のリーダーとして活躍しています。彼女はCanCamや選択的夫婦別姓に関するコラムも執筆し、幅広いメディア活動も行っています。BELLOWLは、今後もデジタルネイティブな環境での斬新な社内施策を通じて、社員同士のつながりを深める努力を続けていくことでしょう。