ISCO、TCA、GO SMARTが新たな連携を始動
2019年1月16日、日本時間15:30から台北国際会議センターで、ISCO(一般社団法人沖縄IT創造開発機構)、TCA(台北市電脳商業同業公会)、GO SMART(Global Organization of Smart City)の3者によるMOU(覚書)締結式が行われました。このMOUは、各組織が協力し、IT産業の振興やスマートシティの発展に寄与することを目的としています。
MOU締結式の概要
式典には、中島洋氏(ISCO理事長)、杜全昌氏(TCA総幹事)、李鎮宇氏(GO SMART處長)というそれぞれの代表者が参加し、沖縄県商工労働部の屋比久盛敏部長、台北市産発局の林崇傑局長、台北市情報局の陳慧敏主任秘書なども立会人として承認しました。式典では、出席者からの挨拶が行われた後、正式にMOUに署名が行われました。
各組織の役割と連携内容
ISCOについて
ISCOは、ITを活用した産業の成長戦略を策定し、沖縄県の経済振興を目指す機関です。ここでの目的は、県内経済のさまざまな課題解決や新しい価値創造に向けて、先端ITイノベーションの促進を行うことにあります。これにより、沖縄のIT産業が国際競争力を高めていくための司令塔としての役割を果たしています。
公式サイト:
ISCO Okinawa
TCAについて
TCAは1974年に設立され、台湾のコンピュータ業界を代表する団体です。海外企業とのビジネスマッチング支援から、国際的ITイベントの開催に至るまで、幅広い事業を展開しています。特にCOMPUTEX Taipeiというアジア最大級のIT関連製品のトレードショウを世界中からのバイヤーを集めて開催しており、その影響力は大きいです。
公式サイト:
TCA
GO SMARTについて
GO SMARTは、スマートシティのグローバルなリーダーシップを目指し、2019年に設立された組織です。スマートシティに関するリソースや情報の共有、都市間の協力プロジェクトを通じて市民生活の質を向上させるための革新的解決策を推進しています。
期待される成果と今後の展望
今回のMOU締結により、各組織が協力して、IT関連企業の展示会やイベントへの参加を促進したり、ビジネスマッチングを支援することが可能となります。また、スマートシティに必要な知識や経験の共有が進むことで、両者が力を合わせた共同プロジェクトも実施される見込みです。
特にGO SMARTとの協力により、革新的なコンセプト実証やスマートシティソリューションの市場構築が進むことが期待されています。
この取り組みは、沖縄および台湾のIT産業のさらなる発展を促進し、国際的なネットワークを広げる重要な一歩となるでしょう。さらに、新しいビジネスチャンスや交流の場が増えることで、両地域の産業がどのように変革を遂げていくのか、今後の動向に注目が集まります。