VRで学ぶ水力発電
2025-05-20 11:56:38

関西電力向けVRアプリで水車発電機の構造を学ぶ新方式を提案

株式会社ポケット・クエリーズが新たに開発したVR研修ソフト「水力発電所VR模型」は、関西電力の技能訓練のために設計されました。このアプリは、実物と同等の精度で水車発電機の構造を再現し、教育現場での技術習得をサポートします。

開発の背景


新人教育において、複雑な機械やその運転工程を実物で学ぶことは容易ではありません。現場にはリソースが限られ、効果的に学ぶための機会を得ることが課題となっています。そこで、目に見えない構造を視覚化し、実践的な学びを提供できるVR教材が求められました。ポケット・クエリーズは、茨木研修センターの実機設備を基にしたVRコンテンツを開発することで、より効果的な学習環境を提供することを目指しました。

アプリの特長


「水力発電所VR模型」には、さまざまな学習機能があります。

1. 分解作業の再現: ユーザーは水車発電機の分解過程を仮想空間で体験できます。各パーツが段階的に上昇し、位置や構造が視覚的に明確になる設計になっています。これにより、部品の機能やその働きの理解が進みます。

2. 360°部品確認: 分解モードでは、特定のパーツが拡大表示され、360度自由に回転して眺めることができます。名称や解説も表示されるため、実物の形状と役割を頭に定着させることができます。

3. 可動部の操作体験: ユーザーは発電機の回転部分を自分で操作して動かせます。これにより、動部と固定部の違いや、1/100mm単位の精密な設計構造を視覚的かつ体感的に学ぶことができます。

4. 運転シーケンスの再現: 水の流入からバルブの開放、水車の回転、そして発電の開始に至るまでの一連の工程がアニメーションで再現されています。このシーケンスを通じて、通常は見ることのできない発電までの制御ロジックを把握することが可能です。

これらの機能を通じて、DX時代にふさわしい教育や研修の新たな形を見出すことが期待されています。ポケット・クエリーズは、今後も技術の継承を支援する新しい手法を探求し、教育コンテンツや体験型トレーニングの分野でさらなる活用を目指していきます。

会社情報


株式会社ポケット・クエリーズは、『人財不足』をテーマにした現場向けのDXツールを数多く開発しています。生成AI技術を活用した技術検証や実運用も行い、優れた教育資源を提供しています。本社は東京都新宿区に位置し、代表者は佐々木宣彦氏です。詳細は公式ウェブサイトをご覧ください。


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会社情報

会社名
株式会社ポケット・クエリーズ
住所
東京都新宿区西新宿3-20-2東京オペラシティタワー35F
電話番号
03-5333-1533

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