クラスター株式会社がCEDEC2026にてAIエージェントの研究を発表
新たなデジタル体験の創出を目指すクラスター株式会社(本社:東京都品川区)所属のメタバース研究所が、2026年に開催される「コンピュータエンターテインメントデベロッパーズカンファレンス2026(CEDEC2026)」において、AIエージェントに関連する研究成果を公表することが決まりました。これにより、昨年に引き続き2年連続での登壇が確定し、メタバース環境でのAIの可能性を広げる取り組みに大きな注目が集まっています。
AI NPCが初心者の定着率を向上
発表予定のセッションでは、「人と学び、また会いたくなるAI NPC」というタイトルで、AI NPC(AIエージェント)がいかにしてゲームの初心者定着率を向上させるかに焦点を当てられます。具体的には、大規模な調査を基にしたデータにより、AIエージェントとの継続的な接触が初心者プレイヤーの体験向上にどのように寄与するかが解説される予定です。
調査は、AI NPCが新規プレイヤーと繰り返し交流することで、彼らのゲーム内での滞在時間が約2.2倍に増加し、ログイン率が向上することを示しています。これにより、AI NPCが「顔なじみ」としての役割を果たすことで、プレイヤーがゲームに残りやすくなることが実証されています。
対話型知識獲得ループ(CKAL)の導入
AI NPCの技術の革新として、「対話型知識獲得ループ(CKAL)」の開発も発表されます。これは、AI NPCがプレイヤーと共に成長する動的な対話を通じて、ゲーム内のギミックを扱いながら知識を獲得する仕組みです。この技術により、AIが過剰に情報を持つのではなく、プレイヤーとともに課題を克服する体験が提供されます。これにより、AI NPCが単なる支援役を超えて、より深い体験を提供することを目指しています。
プレイヤーとの協力プレイ体験
また、141名を対象にした実験から得られた知見を元に、AI NPCの能動性がプレイヤーエクスペリエンスに与える影響や、達成感を損なうことなく協力を促すための設計指針が提示されます。このような研究は、ゲーム業界におけるAIエージェントの価値を高め、新たなゲームデザインの参考になるものと考えられています。
CEDEC2026の開催情報
CEDEC2026は、2026年7月22日から24日まで、パシフィコ横浜ノースにて開催されます。今回のセッションは、ゲーム設計に興味を持つ方々に向けて、AI技術を活用するための貴重な機会となるでしょう。参加者は、セッション後に講演者との質疑応答を通じて、直接専門的な見解を得ることができます。
この研究発表は、AIエージェントがどのようにしてプレイヤーのゲーム体験を豊かにし、メタバースに新たな次元をもたらすのかを示す重要なステップとなるでしょう。クラスター株式会社は今後も、メタバースの進化をリードしていくと期待されています。
詳細なセッションや関連情報については、公式サイト(https://cedec.cesa.or.jp/2026/timetable/detail/s6985d8c1edf51/)をご確認ください。