NOK株式会社、「自治体・公共Week 2025」に出展
NOK株式会社が2025年7月2日から4日まで、東京ビッグサイトで開催される「自治体・公共Week 2025」に出展することが発表されました。本展示会は、NOKにとって2回目の出展となり、テーマは「可能性を技術でカタチにする」です。今回は新規開発品を含む10製品の展示が予定されています。
社会に迫るインフラの老朽化や頻発する自然災害に対し、NOKは技術を駆使して解決策の提供に努めており、展示では具体的な製品例として、「硫化水素検知ゴム」や「加圧式大容量浄水器」が紹介されます。
硫化水素検知ゴム
「硫化水素検知ゴム」は、下水道の点検時に作業員の安全性を向上させることを目的として新たに開発された製品です。この製品は、目視でガスの発生を確認できるため、点検業務の重要性が増している中、作業員の安全確保と確認作業の効率化を図ります。簡単にマンホールに設置できる特性を持ち、耐水性・耐汚性にも優れています。 展示会では、この製品のサンプルキットを限定100セットで提供します。
加圧式大容量浄水器
もう一つの注目製品、「加圧式大容量浄水器」は、災害時に生活用水を確保するために設計された製品です。この製品は18リットルのポリタンクに浄水機能を搭載しており、大量の雨水や河川の水を一度に浄化できます。また、手動式の加圧ポンプを採用しているため、電源が不要で、停電時でも安心して使用できる点が魅力です。
その他の注目技術
NOKは、これらの製品に加え、様々な新技術も紹介します。その一つが、研究機関との共同開発による「水素検知ゴム」です。このユニークな素材は、水素ガスに反応し、漏れを目視で確認できるため水素ステーションでの使用が期待されます。
また、再生ゴムを利用した「リサイクルラバーマット」や、オフィス環境での音響問題を解決する「ライザカム(防振・防音製品)」も展示される予定です。特にライザカムは、音の周波数に応じて設計されており、リモート会議への対応が急務となる現代において特に注目されています。
NOKでの開発は、持続可能な社会の実現を目指す視点から進められています。自治体や公共団体のニーズを反映しながら、地域に最適な製品の開発を続けていく方針です。今後も現場の声に真摯に向き合い、課題解決に向けた技術を進化させていくことでしょう。
地域連携と新素材
さらに、地域のスポーツチームなどに向けた「KKOOR(くくーる)」という新素材のヘアゴムも紹介される予定です。このヘアゴムは、汗や水を吸わない特性を持ちながら、様々なシーンでの使用が可能です。地域イベントや記念品としての活用が期待されており、地域の一体感を醸成するアイテムとして注目されています。
自治体・公共Week 2025において、NOKが提案するこれらの新製品は、いずれも地域社会の安心・安全を向上させることを目指しています。展示会を通じて、訪問者からのフィードバックを受け取り、製品のさらなる改良へ繋げていく姿勢が強調されており、持続可能な未来を築く一助として期待されています。
イベント情報
自治体・公共Week 2025
- - 会期: 2025年7月2日(水)~4日(金)
- - 会場: 東京ビッグサイト南展示棟1ホール
- - NOKブース小間番号: 7-15
技術の進化が社会に求められる今、NOKの出展は地域社会にとって非常に重要な意味を持ちます。ぜひ足を運んで、新たな技術の可能性に触れてみてください。