新型スマートウォッチ『hamon band N』の詳細
ミツフジ株式会社が、新たに猛暑環境下での作業現場を支えるために開発したウェアラブルデバイス『hamon band N』を、2023年6月16日に販売開始しました。このデバイスは、近年の気候変動により増加している猛暑リスクをリアルタイムで可視化し、作業者の安全を守ることを目指しています。特に2025年6月1日から法的義務となる職場の熱中症対策に適した商品です。
この新モデルは、すでに7万本の導入実績を誇る「hamon band S」の進化版であり、最新のe-SIM及びクラウド技術を搭載しています。これにより、作業者は自らの猛暑リスクを直ちに通知され、さらに現場の責任者は複数の作業者の状況をリアルタイムで把握できるようになります。これまでの製品よりも一層安全性を高めた設計になっているのです。
主な機能と特徴
『hamon band N』には、以下のような特長があります:
- - 脈波からの深部体温推定: 独自のアルゴリズムを使って、体温の変動を即座に把握し、熱中症のリスクを警告します。
- - e-SIM内蔵とLTE通信: 常時インターネットに接続されることで、データの受信・送信が容易になり、情報の一元管理が実現します。
- - 迅速な通知機能: 作業者に対してはアイコンや画面の色、バイブレーションを通じて緊急情報を送信します。
- - 現場の状況を一元管理: クラウドへ自動送信されるデータにより、責任者は遠隔地からでも状況を把握し、適切な指示を出せます。
- - 多機能性: 時計機能や歩数計、着脱検知、SOS機能も装備されており、日常生活での使用にも適しています。
仕様について
『hamon band N』は、特に防水(IP67)性能と約30時間の連続稼働が可能という耐久性が求められる環境でも利用できるクリエイティブなデザインで作られています。充電は約2時間で済むクリップタイプの充電器によって行い、バンドはシリコン樹脂製です。このデバイスの腕回りサイズは140mmから220mmに対応しており、さまざまなユーザーにフィットします。希望小売価格は49,500円(税込み)で、2年間の契約が必要です。
まとめ
『hamon band N』は、作業現場における猛暑対策としての役割を果たすだけでなく、人々の健康を見守るウェアラブルデバイスの新たなスタンダードになることが期待されています。今後の普及が待たれる一品です。