川崎市がセブン-イレブンとAED設置協定を締結、救命活動を強化！

川崎市とセブン-イレブン、AED設置協定を結ぶ

川崎市は、地域の安全を確保するため、新たに株式会社セブン‐イレブン・ジャパンと「コンビニエンスストアへの自動体外式除細動器（AED）設置に関する基本協定」を締結しました。この協定は、神奈川県内の政令指定都市において初めての取り組みです。

AEDの設置背景

急な心停止に対する準備は、地域にとって非常に重要です。従来、AEDは主に庁舎や学校、スポーツ施設などに設置されていましたが、これらの施設は閉庁時や休日には利用できないという課題がありました。そこで市は、市民にとって身近なコンビニエンスストアにAEDを設置し、いつでも緊急時のアクセスができる体制を整えることを決定しました。

協定の内容

設置店舗と運用

川崎市内の208店舗において、2023年10月からAEDの貸出を今後開始します。この協定により、川崎市では公共施設と合わせて、令和7年10月には913台のAEDが設置される見込みです。

さらなる協力

今回の取り組みでは、川崎市のスポーツパートナーであるプロバスケットボールクラブ「川崎ブレイブサンダース」も協力しています。彼らのマスコットキャラクターである「ロウル」がデザインされたAEDステッカーも新たに作成され、設置店舗の入り口付近に掲示されます。このステッカーは、AEDの設置病院を一目でわかるように示す役割を果たします。

年間計画

協定は令和7年7月1日に締結され、実際のAED設置は10月から運用が開始されます。設置が行われる店舗は「ガイドマップかわさき」「日本救急医療財団の全国AEDマップ」、さらには市の公式ホームページで公表される予定です。

今後の展望

この協定の締結により、市民は心停止の緊急時にコンビニエンスストアを利用できるようになり、救命率の向上が期待されています。セブン-イレブンの店舗は市内各所に存在するため、AEDへのアクセスも非常に便利になるでしょう。事業の展開が進む中で、市民の意識も高まり、救命活動が活発になっていくことを期待しています。