高画質と操作の簡単さを兼ね備えた新プリンタCJV200シリーズ、展示会で初公開

ミマキエンジニアリング、新プリンタCJV200シリーズを発表

長野県東御市に本社を構える株式会社ミマキエンジニアリングが、エコソルベントインクを搭載した新しいプリント＆カット複合機「CJV200シリーズ」を発表しました。この機械は、2024年9月11日から東京で開催される「サイン＆ディスプレイショウ」にて日本初の展示が行われます。

高画質と使いやすさを追求

CJV200シリーズは、2002年に発売された高画質・低価格のエコソルベントインクジェットプリンタ「JV3-130S」の流れを汲むものであり、20年以上の技術革新の成果が詰め込まれています。産業用プリンタを利用する多くのオペレーターが、使い方やメンテナンスの複雑さに悩まされている現状を考慮し、より簡単に利用できるプリンタとして開発されました。

新機種には、当社のフラッグシップモデルに搭載されている「330エンジン」のプリントヘッドをシングルで搭載し、初心者でも美しいプリント成果物を迅速に作成できる仕様となっています。また、用途に応じた様々な作図モードが用意されており、実用作図モードでは17.0㎡/hという速度でのプリント出力が可能です。これはエントリーレベルのプリンタにおいて最高クラスの生産性を誇ります。

環境に優しい新インク

CJV200シリーズに搭載される新しいエコソルベントインク「SS22」は、環境に配慮し、使用規制が厳しくなっているGBL（ガンマブチロラクトン）を含まないため、作業者の安全が一層強化されています。この_SS22インクは、従来のSS21インクの優れた耐候性や乾燥性をそのまま引き継いでおり、安心して新モデルに切り替えることができます。

また、CJV200シリーズでは、プラスチック使用量を削減した紙製カートリッジでの販売が行われ、さらなる環境負荷軽減を図っています。これにより、将来的にプリントビジネスを開始しようと考えている事業者にとって、その導入が容易になると期待されています。

さまざまな用途に対応

CJV200シリーズには、3つのモデルが用意されており、それぞれ異なるプリント幅に対応しています。以下に主な仕様を纏めました。

モデル名	最大プリント幅	主な用途例	価格（税別）
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CJV200-75	800mm	ステッカー、ポップ、アパレル（ラバー転写）	150万円
CJV200-130	1,361mm	看板、バナー、車両ラッピング、ウィンドウ装飾、壁紙	170万円
CJV200-160	1,610mm	看板、バナー、車両ラッピング、ウィンドウ装飾、壁紙	185万円

ミマキエンジニアリングは、常に新しい技術革新を追求し、顧客が求める「美しさと速さ」を実現するために努力を続けています。CJV200シリーズは、まさにそうした理念を具現化したモデルといえるでしょう。2024年10月の販売開始が待ち遠しいですね。

お客様のニーズに応えるこの新しいプリンタが、サイングラフィックス市場に新たな風を吹き込むことが期待されています。