多文化共生を目指す演劇ワークショップ
特定非営利活動法人アジア人文文化交流促進協会(JII)は、東京芸術劇場と協力し、異文化の魅力を引き出すための創作ワークショップ「Tokyo Borderless Theatre Project」を開催します。このプロジェクトは、外国人住民の視点を重視し、彼らの経験や感情を演劇に活かすことを目的としています。
ワークショップの目的と背景
この取り組みでは、日本に住む外国人住民を対象に、言葉の壁を超えた表現を引き出します。参加者は自分の生活や文化的背景からインスピレーションを受け、アーティストとともに演劇創作に取り組むことで、相互理解を促進します。
このワークショップは2025年2月16日(日)に新宿のNPO協働推進センターで開催されます。
JIIはこれまでも「おとなりさん・ファミリーフレンド・プログラム(OFP)」を通じて、多文化共生社会の実現に向けた支援を行ってきました。外国人住民に日本の文化を紹介し、日本人住民との交流を促進することで、相互理解を深める活動を続けてきたのです。この理念をさらに広げ、東京芸術劇場との協力によって新たな舞台を提供することになりました。
ワークショップの詳細
ワークショップは午前と午後の二部制で行われ、各部の定員は10名です。参加者は16歳以上で、日本語が使用されます。日本語が難しい方には、JIIが通訳サポートを行うため、安心して参加できます。
参加者は、自身の経験や思いを表現しながら、アーティストと共同でアイデアを展開していきます。文化や言葉が異なる参加者同士の対話を通じて、演劇という形で新たなストーリーが創り出されることを目指します。
このワークショップは、単なる演劇の創作にとどまらず、各国の文化や価値観を理解し尊重し合う貴重な機会となります。アーティストたちは、外国人住民の生の声を演劇に反映させ、多様性が豊かな社会を実現するための重要なステップと位置づけています。
参加方法
参加申し込みはJIIの公式ウェブサイトまたはメールを通じて受け付けています。興味のある方は早めの申し込みをおすすめします。このワークショップを通じて、異文化との出会いや新たな友情が生まれることを期待しています。
JIIのビジョンと活動
JIIは2010年に設立され、文化共生の理想を実現することを目指しています。詳細な活動内容や受賞歴については、公式サイトで確認できます。また、JIIへの問い合わせは電話やメールでも受け付けています。
このワークショップを通じて、多様な文化の価値を再確認し、演劇という素晴らしい媒体を通じて、新たな物語を創り上げることを楽しみにしています。