新たな滑り台登場
2024-09-03 10:37:15

北杜市に新たに誕生した3Dプリンタ製滑り台「ホワイト・ループ」

清春芸術村に新たな遊び場、3Dプリンタ製滑り台「ホワイト・ループ」



山梨県北杜市に位置する文化拠点「清春芸術村」において、子供たちの遊びと感性を育む新しい建築物「ホワイト・ループ」が完成しました。これは、建築家であり、スタートアップ企業VUILDの代表である秋吉浩気氏が設計した3Dプリンタ製の滑り台です。

清春芸術村は、1980年に清春小学校の跡地に設立された芸術文化施設です。ここには、谷口吉生が手掛けた美術館や安藤忠雄の設計による施設など、名だたる建築物が立ち並びます。今回の滑り台は、「こどものための建築プロジェクト」の一環として実現しました。このプロジェクトの目的は、遊びを通じて子供たちが「建築」という世界に触れ、感性を磨くことです。

「ホワイト・ループ」は、構造体として自立しているため、滑り台そのものが柱などに依存せずに設置されています。これは、現代のAI時代において、創造的な遊びの重要性を認識し、子供たちの自由な発想を促す意味でも意義深い取り組みです。子供たちはこの滑り台を通じて、劣ることなく「遊びレベル」の中で、建築に対する興味を持つことが期待されています。

プロジェクトの狙いと背景


プロジェクトの方向性は、子供たちが本物の「建築」に触れる機会を与え、また「建築」の存在を知ってもらうことです。広がりを持つ自然の中で、遊びとアートが融合した体験を通じて、将来の創造的な人材を育成する場作りを行っています。プロデューサーを務める吉井仁実氏と、プロジェクトのディレクターである白井良邦教授は、子供たちの感性を育むプロジェクトに真剣に取り組んでいます。

「ホワイト・ループ」のデザインの背後


秋吉浩気氏は、滑り台のデザインにおいて、「メビウスの輪」のような形状を採用しました。この形状は、滑ることと登ることをシームレスに結び付けることを考慮した結果です。従来の滑り台にはありがちな「滑りたくてもできない」といったストレスを解消するため、子供たちが自由に遊べるような体験を提供しています。

秋吉氏は、デジタルファブリケーションを用いて滑り台を構築しました。これにより、どこでも手軽に利用できる遊具を提供し、遊びの中でも「建築」を体験できる場所作りを実現しました。

「白い洞窟のような空間を潜り、滑り台型の階段を登り、風景を見渡しながら滑り降りる。これによって、建築に対する興味が芽生えてくれることを願っています。」と秋吉氏は語ります。

設置と運営


「ホワイト・ループ」は、清春芸術村の敷地内に設置されています。訪れることで、子供たちが直接触れ合い、遊ぶ機会を得られる状況が整っています。アートや建築との出会いは、子供たちにとって新たな発見や感動を引き起こす重要な要素となるでしょう。

清春芸術村は、今後も「遊び」や「建築」を通じて、次世代を担う子供たちへ、学びと成長の場を提供し続けていく所存です。ぜひ多くの方々に訪れていただきたいと思います。


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会社情報

会社名
清春芸術村
住所
山梨県北杜市長坂町中丸2072
電話番号
0551-32-4865

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