高槻市立しろあと歴史館が夏休みに特別イベントを開催

高槻市立しろあと歴史館の特別ツアー

令和6年8月7日（水曜日）、高槻市立しろあと歴史館で
d「夏休み歴史館体験ツアー」という特別イベントが開催されました。このイベントは、未来の文化財を担う子どもたちに、博物館の裏側を見学しながら、本物の文化財に触れる貴重な機会を提供するもので、参加者たちは大きな期待を抱いて参加しました。

このツアーには、小学校5年生から中学生までの3人の子どもたちが集まり、まずは学芸員の案内のもと、普段は立ち入ることのできない収蔵庫などのバックヤードを見学しました。ここでは、文化財をどのように保護し、保管しているのかを学びました。そして、博物館の裏側で働く人々の重要な役割についても説明を受け、子どもたちは新たな知識を得ることができました。

次に、体験学習室での授業が始まりました。学生たちは古文書の取り扱い方や、くずし字について学芸員から学び、実際に自分の名前をくずし字で書く体験をしました。また、古文書の解読にも挑戦。初めて見る文字に興味津々で、みんな楽しそうに参加していました。このプロセスを通じて、今まで知らなかった日本の文化に触れる機会を得ました。

さらに、文化財に触れる前に重要な事項についての説明がありました。手袋をつけて、注意深く観察することで、壊れやすい部分がないかを確認する方法を学びました。いよいよ、その後本物の火縄銃や刀剣、甲冑を手に取る時間が訪れました。子どもたちは、武具の重さや大きさに驚きつつ、その実物を間近で見る楽しさを感じました。

参加した子どもたちからは「本物の銃は意外と重たかった」「生の刀をこんなに近くで見たのは初めて」といった興奮の声が上がりました。これらの実体験を通じて、歴史が持つ魅力や文化財の重要性をさらに深く理解することができたようです。

この「歴史館体験ツアー」は、子どもたちが歴史や文化に対する関心を高めるきっかけとなり、今後の教育においても重要な役割を果たしていくことが期待されます。参加したお子さんたちの中から、将来の歴史研究者や文化財保護者が誕生するかもしれません。