キャッシュレス決済の導入で業務効率が向上!
Square株式会社による最近の調査により、全国的な店舗運営者を対象としたキャッシュレス決済の導入状況とその影響についてのデータが明らかになりました。調査対象は約400人に及び、彼らの現金管理にかかる実態や、消費者とのギャップが詳しく分析されています。
現金管理にかかる意外なコスト
調査結果によると、現金を取り扱う事業者は、毎月平均15時間を現金管理業務に費やしているとのことです。これを東京都の最低賃金で試算すると、月に約18,390円もの人件費が発生します。これは多くの店舗運営者が抱える自覚のないコストであり、「現金は管理費用がかからない」という認識が誤解であると証明されています。
例えば、レジ締めに15分以上の時間を費やす店舗が39%、銀行での入出金で同様の時間をかける店舗が48%に達しています。このような時間の浪費が、実際には売上を圧迫している可能性があるのです。
決済ギャップの実態
興味深い点は、経営者の約7割が個人としてはデジタル決済を利用しているにもかかわらず、自店舗での導入には消極的であるという現実です。45.5%の経営者が「自店舗にはキャッシュレス決済が必要ない」と回答しており、これが「決済ギャップ」と呼ばれるもので、消費者の利便性への理解と店舗の導入意欲との間に明確な乖離があります。これはインバウンド需要が増加している中、各店舗が新たな顧客を逃すリスクを孕んでいることを示唆しています。
実際、本調査では、4割の事業者が現金のみの店舗に足を運ばなかった経験があると報告されています。このことから、自店舗の決済手段の多様化が如何に重要かが浮き彫りになっています。
キャッシュレス導入のメリット
キャッシュレス決済を導入している事業者の声からは、業務の効率化以上に多くのメリットが見られます。例えば、会計ミスの減少や顧客満足度の向上、現金管理の手間の削減、従業員のストレス軽減が報告されています。具体的には、デジタル化に取り組んだ55%の事業者が業務効率の改善を実感しており、50%が顧客と従業員の満足度の向上を感じています。このように、キャッシュレス決済の導入は店舗経営全体の改善に寄与しています。
スティーブン・アダムスのコメント
Squareの日本事業責任者スティーブン・アダムスは、「多くの中小企業が業務見直しを迫られている中、デジタルツールを活用することが業務効率の改善につながっている」と語ります。また、消費者のニーズが変化していることを認識して、店舗側も与えられた環境の中で対応を見直すべきだと述べています。
今後、政府や業界の連携によってデジタル化の摩擦を減らし、中小企業の潜在力が引き出されることが期待されています。Squareは、事業者が本来の顧客サービスや成長に集中できる環境を整えるため、技術の提供を行い、サポートを続けていく姿勢を示しています。
調査の概要
本調査は、2025年11月1日から11月6日の期間にオンラインで実施され、全国20〜79歳の店舗運営者からの有効回答を得ています。これにより、キャッシュレス決済の浸透に向けた今後の動向や対策を考察する基礎データが得られました。
Squareは、小規模から大規模な事業者に対して、商取引に必要な各種ツールを整えており、今後の成長を支援するために多角的なアプローチを続けていく予定です。