AOSデータ社が新たに発表した医療データ管理システム
AOSデータ株式会社は、医療データのより良い管理と解析を実現するために「AIデータ管理システム、AIデータALM 医療」を開発しました。この革新的なシステムは、医療データのAIライフサイクル全体を包括的に管理し、医療関係者がデータを効率的に活用できるようサポートします。
AOSデータ社の取り組み
AOSデータ社の代表取締役社長、吉田宣也氏は「新しいAIデータ管理システムによって、医療業界のデータ活用方法が大きく変わる」と語ります。医療データの利活用が進むことで、関係者は競争力を高められるとの期待が寄せられています。
システムの特色
「AIデータ管理システム、AIデータALM 医療」は機能豊富で、具体的には以下のような特徴を備えています:
- - 厳格かつ柔軟なアクセス権限管理:ユーザーごとにデータへのアクセス権限を設定することで、安全なデータ管理を実現。
- - 医療関連ドキュメントのメタデータ付与:効率的なデータ検索が可能になり、必要な情報をすぐに見つけられます。
- - DICOMファイルビューアー機能:医療画像データの表示と共有が簡単に行えます。
- - バックアップ機能と大容量長期保管:重要な医療データを安全にバックアップし、万が一のトラブルに備えます。
このシステムは、医療機関が所有するデータを安全に保護し、必要なときに必要な情報にアクセスすることを可能にします。特に、訪問医療など外出先でも医療データにアクセスできることは、大きなメリットです。
医療データの種類とAIへの活用
AIに学習させる医療データは多岐にわたります。主なものとしては、電子カルテ、診断画像、ゲノムデータ、治療データなどがあります。これらのデータが正確に収集され、適切に管理されることで、優れた診断や個別化医療の実現が期待されています。
医療データのAIライフサイクル
AOSデータ社の「AIデータ管理システム」は、医療データのAIライフサイクルに対応しています。データの収集からトレーニング、評価、改善に至るまで、あらゆるプロセスを網羅しており、AI技術の進化に貢献します。
- - データクリーニング:質の高いデータを確保。
- - モデルの設計とトレーニング:最適なAIアルゴリズム選定。
- - モニタリングとメンテナンス:常に最新のパフォーマンスを維持。
使いやすさと安全性
医療データを扱う上で、使いやすさと安全性は非常に重要です。AOSデータ社は、これを両立させるために、AIデータALM 医療には以下の機能が備えられています:
- - データ保護:バージョン管理により、データの過去の状態に容易に戻すことが可能。
- - メンバー管理:権限を管理し、プロジェクトを安全に推進。
- - アクセス権限設定:情報漏えいや不正アクセスを防止。
このような機能により、医療機関はデータの管理やアクセスを効率的に行うことができます。
今後の展望
AOSデータ社は今後も医療データの活用と管理において、最先端のソリューションを提供し続けることを目指しています。2024年7月26日から提供予定の「AIデータ管理システム、AIデータALM 医療」は、月額16,500円(税込)から利用でき、医療機関のデータ活用を大きく前進させる可能性を秘めています。
会社概要
AOSデータ株式会社は、東京都港区に本社を構え、データ管理技術のリーダーとして、様々な分野でデータの安全な管理と利用を支援しています。企業7,000社以上と90万人を超えるユーザーにサービスを展開し、医療分野でも新たな道を切り拓いていく姿勢を見せています。