福岡県筑前町でのデジタル問診票導入で乳幼児健診がさらに充実

福岡県筑前町の乳幼児健診がデジタル化

福岡県筑前町において、株式会社ミラボが提供する乳幼児健診デジタル問診票サービス『mila-e 健診』が、新たに10か月児健診に導入されました。このサービスは2025年10月から利用開始され、地域の子育て支援に大きく寄与するものと期待されています。

誰もが利用できるデジタル健診

ミラボの『mila-e 健診』は、自治体、医療機関、保護者の三者間での連携を実現することによって、乳幼児の健診データを一元管理できます。利用者は情報を簡単に記入できるため、健診がスムーズに行われます。このサービスは、福岡県筑前町が力を入れている子育て支援施策の一環として導入されました。

「mila-e 健診」は、対象となる乳幼児健診を2つの段階に分けています。10か月児健診が新たに追加され、さらに1歳6か月児健診については継続利用が可能となっています。これにより、筑前町の保護者たちはより手軽に健診を受けることができるようになります。

サービスの背景と目的

福岡県筑前町は、妊娠・子育て中の家庭を支援するため、2023年9月からは『ちくぜん子育て支援アプリすこやか』を導入し、これに続く形で「mila-e 健診」も実施されることとなりました。デジタル問診票サービスは子育ての負担を軽減し、より多くの家庭に利用されることを目的として開発されました。

2024年度からは、乳幼児健診デジタル問診票の運用が始まり、宮城産業省や厚生労働省の実証実験を経て、確かな技術を背景に進化を続けています。保護者たちは、これにより登校や育児にかかる負担を軽減できると期待されています。