鳴教大の高校生向けセミナーが開講、地域教員希望枠への第一歩

鳴門教育大学、高校生向けセミナーを開催

鳴門教育大学は、地域の教育現場で活躍を目指す高校生を対象に「地域教員希望枠」セミナーの申込を開始しました。本セミナーは、徳島県の小学校教師を養成するための重要なステップであり、参加者はすべてのプログラムを修了することで、出願資格を得ることができます。

スケジュールとセミナー内容

セミナーは全3回にわたり開催され、以下の日程で行われます。

- 第1回：小学校教育の魅力

日時：令和7年9月21日（日）
受付：9:00、開始：9:30
内容：特別講義とグループ討議

- 第2回：徳島県の小学校教育

日時：令和7年11月3日（月・祝）
受付：9:00、開始：9:30
内容：へき地校や小規模校の教育についてのグループ討議と模擬授業体験

- 第3回：地域教員希望枠について

日時：令和7年12月21日（日）
受付：9:00、開始：9:30
内容：カリキュラム・実習の予定や学校教育実践コースの魅力についてのグループ討議

このセミナーでは、徳島県の小学校の特色や教育現場での実際の体験を通じて、参加者が教師としての理解を深めることができます。

地域教員希望枠の概要

鳴門教育大学と徳島県教育委員会は、若手リーダー教師の育成を目指し、地域教員希望枠制度を令和9年度入学者選抜から導入します。この制度では、従来の入試に加え、特定のセミナーの修了が出願要件となっています。これにより、高校段階からの学びを通じて、地域の教育に対する理解を深めた学生を求めています。

特徴的な教育プラン

徳島県版地域教員希望枠の最大の魅力は、計7年間にわたる包括的な教育プランです。4年間の学部課程と3年間の教職大学院課程を通じて、学生は学校現場で即戦力となる教育者になるための知識と技能を身につけます。

入学後は、「徳島スーパールーキー教員養成プログラム」と呼ばれる特別なカリキュラムが用意されています。これにより、参加者は実際の教育現場での経験を通じて、教員としての資質を高めつつ学びます。