コンタクトレンズの消毒ケアへの意識変容：オフテクス調査で明らかに

コンタクトレンズの消毒ケアへの意識変容：オフテクス調査が明らかに

近年、コンタクトレンズのケアにおける消毒の重要性が見直されています。2009年から2010年にかけて、株式会社オフテクスが実施したインターネット市場調査の結果から、その意識変容の現状と背景を探ります。

国民生活センター発表が波紋

2009年末、独立行政法人国民生活センターが、消毒効果の弱い消毒液の使用による眼感染症リスクを指摘しました。この発表は、コンタクトレンズユーザーに大きな衝撃を与えました。オフテクス社は、この発表を受けて2回にわたるインターネット市場調査を実施。1回目（2010年1月）は1,464名、2回目（2010年5月）は2,908名の10代～60代のコンタクトレンズユーザーを対象に、ケア方法や製品選びに関する意識を調査しました。

消毒効果への関心の高まり

1回目の調査では、半数以上のユーザーが、使用しているケア用品の消毒効果に不安を感じていると回答。そして、実に64％ものユーザーが、今後のケア用品選びで「消毒効果」を最も重視すると回答しました。これは、「ケアの簡単さ」や「価格」を大きく上回る結果です。

行動の変化

不安は具体的な行動へと繋がりました。1回目の調査後、多くのユーザーがレンズのこすり洗い徹底や保存ケースの洗浄など、ケア方法を見直しました。また、約2割のユーザーはケア用品の変更を検討。一方で、多機能ケア用品を使用するユーザーの多くが、こすり洗いの手間を負担に感じていることも判明しました。

2回目の調査では、約3割のユーザーがケア方法を見直し、約1割がケア用品を変更したと回答。さらに、定期健診を受けるようになったユーザーも7％存在しました。特に、10代以下のユーザーは4割以上がケア方法を見直しており、親世代の意識の高さがうかがえます。

しかしながら、約4割のユーザーが適切なケア方法に迷っているという課題も明らかになりました。

オフテクス社の取り組み

オフテクス社は、これらの調査結果を踏まえ、高い消毒効果と安全性を両立したコンタクトレンズケア用品の開発に注力しています。「バイオクレンファーストケアCT」と「バイオクレン O2セプト」は、ポビドンヨードを採用。様々な雑菌をスピーディーに除菌します。これらの製品は、ユーザーの不安解消に貢献し、安全なコンタクトレンズ使用をサポートする存在です。

まとめ

国民生活センターの発表は、コンタクトレンズユーザーの意識を大きく変えました。消毒効果への関心の高まり、具体的な行動への変化は、目の健康を守る上で、適切なケア用品選びとケア方法の重要性を改めて示しています。メーカーや医療機関による啓発活動の必要性も、今後さらに高まっていくと考えられます。

オフテクス株式会社

本社：兵庫県神戸市中央区港島南町5丁目2番4号
電話番号：078-306-2239

バイオクレンファーストケアCT

商品情報URL：http://www.ophtecs.co.jp/product/firstcare_ct/

バイオクレン O2セプト

商品情報URL：http://www.ophtecs.co.jp/product/o2/