兵庫の魅力を一献に集めた特別な日本酒「輪 -Rin-」完成

兵庫の魅力を詰め込んだ特別な日本酒「輪 -Rin-」

兵庫県が誇る神戸ポートピアホテルが、地域の他のホテルとともに新たな日本酒「輪 -Rin-」を生み出しました。この特別な日本酒は、兵庫県内にある有馬グランドホテル、ホテルニューアワジ、ホテル若水と共同で、地元の豊かな食文化に根ざした一品となることを目指して醸造されました。

この新たなプロジェクトは、昨年の秋に開催されたキックオフミーティングから始まりました。各ホテルの代表者が集まり、どのような日本酒を作るかをテーマにした議論が行われました。「瀬戸内海の白身魚は旨味に富んでいる」「兵庫の食材はバラエティが豊かである」などの意見が出され、万博に訪れる国内外の観光客をお酒と食でもてなしたいという共通の思いが生まれました。

こうした意見を基に、日本盛株式会社（西宮市）の杜氏の指導を受けながら、具体的な日本酒の製造方針が決定されました。2月に実施された酒造りの仕込み作業には、各ホテルの代表者が実際に参加し、3月には上槽（もろみ絞り作業）が行われ、オリジナル日本酒「輪 -Rin-」が誕生しました。

神戸ポートピアホテルは、日本酒文化の継承と発展をのために、このプロジェクトに参加しました。自らが手がけた酒をお客様に提供することで、食を通じて兵庫の魅力を伝え、日本酒の名産地である「灘五郷」の力強い風味を体験していただけるよう努めています。

日本酒「輪 -Rin-」について

「輪 -Rin-」という名前は、参加した四つのホテルが大切にする「おもてなし」や「一期一会」、「豊かな風土」といった価値観をもとに、“ひとつになり、繋がる”ことを象徴しています。

この日本酒には、地元兵庫県三木市吉川町の特A地区で収穫された山田錦を50％精米して贅沢に使用しています。また、仕込み水には灘の名水・宮水を使い、さらに日本盛が成長させた独自の酵母を使用することで、オリジナリティあふれる香味を実現しました。口に運ぶと満足感のある香味が広がり、瀬戸内の旨味の強い白身魚や、兵庫の多彩な季節食材との相性も考慮されています。穏やかな香りと上品な甘味を特徴とした、他では味わえない一杯が完成しました。