新書『3次元培養ヒト皮膚モデルの評価と応用』発売
2025年5月30日、株式会社シーエムシー出版から新しい書籍『3次元培養ヒト皮膚モデルの評価と応用』が発売されました。本書は、動物実験を代替する先進的な手法として注目される3次元培養ヒト皮膚モデルについて、詳細に解説しています。書籍は、同社のECサイトもしくは全国の書店で購入可能で、価格は税込93,500円です。
動物実験への代替手法
本書が刊行される背景には、2013年にEUが動物保護のために定めた新しい規制があります。この規制では、動物を使った試験による化粧品の販売が禁止されたことから、動物を使用せずに行う「in vitro」試験の開発が急速に進みました。これに伴い、ヒト皮膚モデルを利用した研究の重要性が増しています。実際、従来の動物実験ではウサギやマウスなどを使った試験が必要でしたが、本書では生体に近いモデルとしての3次元培養ヒト皮膚モデルに焦点を当てています。
書籍の構成
この書籍は、評価編と応用編に分かれています。評価編では、実験方法やヒト3次元培養表皮の特徴、コラーゲンビトリゲル薄膜を用いた美白研究のアプローチなどを詳述しています。また、応用編では、現代の化粧品や医療機器における市場動向についても分析されています。
主な内容
- 三次元培養ヒト皮膚モデルの評価法
- ヒト3次元培養表皮LabCyte EPI-MODELの詳細
- 医療機器の生物学的安全性評価における応用
- 3次元培養技術の概要
- 化粧品市場における動き
- 医療機器分野での実施方法
関連企業と著者
著者陣には、国立医薬品食品衛生研究所、資生堂、ジャパン・ティッシュエンジニアリングなどの専門機関や企業からの研究者が名を連ねています。特に、ヒト皮膚に関する研究や医療機器の安全性評価において、各著者がどのような貢献をしているかを知ることで、より深い理解が得られるでしょう。
まとめ
本書は、動物実験の代替手法を探求する研究者にとっての貴重なリソースとなります。また、動物を用いた従来の試験法に代わる新たな道筋を示すことで、化粧品や医療機器のマーケットにおける安全性評価の進化に大きな影響を与えると期待されています。興味のある方はぜひ、手に取ってみてください!