カピバラの行動をAIで観察する新たな試み、参加型展示が神戸に登場!
兵庫県神戸市のアトア(AQUARIUM×ART átoa)で、カピバラの行動を観察するためのAI分析ツールを使った参加型展示が実施されます。この展示は、株式会社神戸デジタル・ラボ(KDL)との共同開発により実現したもので、来館者が直接参加することで、AIの学習が進むというユニークな体験を提供します。展示の目的は、カピバラの行動を詳しく追跡し、効果的な環境エンリッチメントを客観的に評価できるようにすることです。
本ツールの特徴と仕組み
今回の展示では、来館者が展示コーナーに設置されたタブレットを使用し、カピバラの画像に注釈を付けます。これにより、入力された行動データがAIに蓄積され、100枚、200枚、500枚といった数のデータが増えることで、AIはカピバラが何をしているのかを判別する能力を向上させていきます。この継続的なデータの蓄積があれば、長時間にわたる行動の詳細な追跡が可能になり、最終的にはどのような環境がカピバラにとって最も良いのかを明らかにすることができます。
環境エンリッチメントの重要性
環境エンリッチメントとは、動物がその本来の性質を発揮できるようにするため、飼育環境や管理方法を工夫する取り組みです。アニマルウェルフェア(動物福祉)を向上させるためには、この取り組みが不可欠です。しかし、単に自己満足で終わらず、その工夫が実際に動物たちのためになっているのかを客観的に評価することが重要です。
このAI分析ツールが開発されることで、観察時間の制約を減らし、より効率的に環境エンリッチメントの効果を評価する手助けとなります。
参加者との共創
また、今回の展示ではお客様と協力してAIを成長させていくことに大きな意義があります。従来の水族館や動物園では、展示物を見てもらうことが主でしたが、来館者が参加して一緒に展示を作り上げるという新しい試みです。参加者が育てたAIを通じて、動物たちに対する理解を深めることができると考えています。
地元IT人材の育成
このプロジェクトは、神戸のIT人材育成にも寄与しています。KDLのインターンシップ生が中心となり、同社の指導の下でAIツールを開発しており、地元の若者たちに貴重な経験を提供しています。
実施の概要
この参加型展示は、2026年4月1日(水)から4月17日(金)まで、アトアの4階SKYSHOREで行われます。参加は無料ですが別途入館料が必要です。展示内容は変更される場合がありますので、ご注意ください。
皆さんも、カピバラの行動を観察する新しい体験に参加してみませんか?きっと、動物たちの魅力を新たに感じることができるでしょう。
【基本情報】
・所在地:〒650-0041 兵庫県神戸市中央区新港町7番2号
・アクセス:各線「三宮駅」から南へ徒歩約18分(約1.4km)
・ホームページ:
atoa-kobe.jp
展示は、来館者の協力によって成長するAIを通じて、動物への新たな愛情を掻き立てられるチャンスです。あなたもぜひ参加して、カピバラの行動を分析する場に立ち会いましょう!