地域住民と共に夜空を彩る！佐倉市の分散型花火大会クラウドファンディング開始

佐倉市の夜空を彩る分散型花火大会

千葉県佐倉市で、地域住民が一体となって夜空を飾る「分散型花火大会」が2025年10月25日（土）に開催されることが決まりました。この取り組みは、地域に住む人々の力を結集し、花火の美しさを共に楽しむことを目的としています。

この花火大会は、1956年に始まった「樋之口橋納涼大会」を起源とし、2025年に迎える第64回を迎えます。長い歴史を持つこのイベントは、令和5年には「ちば文化資産」にも認定されており、毎年多くの人々が訪れる夏の風物詩となっています。しかし、今年は通常開催される「佐倉ふるさと広場」が拡張工事のため使用できず、代わりに市内の11か所で同時に打ち上げる分散型形式を採用しました。

クラウドファンディングの開始

この花火大会の開催には、多くの経費が発生します。会場設営、花火玉の調達や警備など、安全に楽しんでもらうための準備が必要不可欠です。これまでも市民や来訪者からの寄附、地元事業者からの協賛を受けて成り立ってきましたが、運営コストが年々増加しているため、さらなる支援が求められています。そのため、今回新たにクラウドファンディングを開始することとなりました。

ふるさと納税型クラウドファンディング

このクラウドファンディングは、自治体が主体となる「ふるさと納税型クラウドファンディング」で、寄附金の「使い道」を具体化した形で募集を行います。支援をした方には、税金の控除や還付が受けられるメリットもあります。特に佐倉市外に居住する方には、特別に返礼品をお贈りします。ただし、佐倉市内在住の方は寄附の申し込みが可能ですが、返礼品を受け取ることはできません。

寄附の詳細と注意事項

寄附の申し込みは、以下の二つのプラットフォームで受け付けています。

- ふるさとチョイスGCF
- さとふるクラウドファンディング

受付期間は、令和7年の10月10日（金）までです。

ただし、注意点もあります。目標金額に達しなかった場合の寄附金の返還は行われず、集まった寄附金はすべて花火大会の運営に活用されます。寄附金額が所定の金額に達し、お礼品の受け取りを希望されない場合は、目標金額の達成に関わらずお礼品を受け取ることができますが、佐倉市在住の方は対象外です。