外為どっとコム、セキュリティ強化!特権ID管理ツール「ESS AdminONE」と証跡監査ツール「ESS REC」を導入
オンラインの外国為替取引サービスを提供する外為どっとコムは、システム運用のセキュリティ強化のため、エンカレッジ・テクノロジ株式会社の次世代型特権ID管理ツール「ESS AdminONE」とシステム証跡監査ツール「ESS REC」を導入しました。
従来、外為どっとコムでは、本番環境へのアクセスに利用する特権IDの管理をオープンソースのプロジェクト管理ツールで運用していました。しかし、一部のメンバーしか設定の詳細を把握できず、属人化やブラックボックス化が問題となっていました。さらに、管理対象のシステムが増加し、証跡取得の必要性も高まっていました。
そこで、外為どっとコムは、特権ID管理と証跡取得の仕組みを刷新し、脱属人化、効率化、セキュリティ強化を目指した運用体制の構築を決断しました。
導入の決め手と効果
「ESS AdminONE」は、特権IDの貸出ワークフローを柔軟に設定できる点が魅力です。また、作業者に代わってパスワードを代理入力するパスワードレスアクセスやパスワードを払い出す形式など、アクセス許可の仕組みを柔軟に選択できる点も評価されました。
「ESS REC」は、すべてのシステムに対する操作内容の証跡を取得し、重要度の高いシステムのアクセス管理には「ESS AdminONE」を用いて特権IDの申請から承認、貸出までを管理します。これにより、システムの重要度に応じて特権ID管理の統制レベルを差別化することができます。
導入後、外為どっとコムでは、作業の手間削減、セキュリティ強化、不正アクセスの自動検出によるログ突き合わせ作業の効率化を実現しました。さらに、特権ID管理の最適化と操作内容の可視化によりセキュリティが強化されました。
「ESS REC」と「ESS AdminONE」の組み合わせにより、誰でもルールに従って作業できる環境が実現し、経理部門にも「ESS REC」を展開することで、出金業務の操作内容を記録し、不正操作の抑止と証跡を残す体制を構築しています。
エンカレッジ・テクノロジ株式会社について
エンカレッジ・テクノロジ株式会社は、金融、公共、通信などの社会インフラのシステム運用管理や運用統制を支援するソフトウェアの開発・販売を行っています。同社は、システム証跡監査ツール「ESS REC」で14年連続市場シェア1位を獲得しており、多くの企業に採用されています。
外為どっとコムについて
外為どっとコムは、2002年に創業した、国内最大手の外国為替保証金取引(FX)会社です。資産形成層や資産運用初心者から高い評価を得ており、2024年3月末時点で顧客口座数は61万口座、顧客から預かる資産は1,300億円を突破しています。
外為どっとコムは、「ESS AdminONE」と「ESS REC」の導入により、システム運用のセキュリティを強化し、顧客に安全なサービスを提供し続けることを目指しています。