ゲームクリエイターを育成する新たな学び舎
2025年4月、東京デザインテクノロジーセンター専門学校(TECH.C./テックシー)高等課程が新たに開設されます。この学校では、通常の高校課程を学びながら、ゲーム制作やesports、コミックイラスト、VTuberなど、自由に選べる多様な専門分野を学ぶことができます。ここでは、高校生が早いうちから自分の夢に向かって踏み出すことができ、卒業時には大学や専門学校への進学資格を得ることも可能です。
ゲーム制作の授業
特に注目すべきは、ゲームクリエイター専攻の授業内容です。この専攻では、世界中で人気を博しているゲーム「Fortnite」のクリエイティブツール「Unreal Editor for Fortnite(UEFN)」を用いた実践的なゲーム制作が行われます。生徒たちは、UEFNを使ってメタバースの制作やブロックチェーン、インフルエンサーマーケティングの技術を学んでいきます。この授業は、株式会社Meta Heroesとのコラボレーションによって実現し、専門チームが教育に参加しています。
「UEFN」は、「Unreal Engine」という世界的に使用されているゲームエンジンの要素を受け継いでいます。授業では、実際にFortniteオリジナルマップを制作し、設計から開発、テスト、改善といったプロセスを通じて、実践力を養います。これにより、生徒たちは高い技術力を身につけると同時に、業界で求められるスキルも習得することができます。
教育事業への情熱
講師陣には、株式会社Meta Heroesのクリエイティブディレクターである北野裕也氏が参加し、彼の豊富な経験をもとに、現場で必要とされるスキルを伝授します。北野氏は、「次世代のクリエイターを育てるためには、経験や技術が必要不可欠だ」と語り、実務に役立つ知識を生徒に提供する重要性を強調しています。
バーチャルアイドルの誕生
さらに、JIKEI COMグループ・東京スクールオブミュージック&ダンス専門学校の高等課程からは、バーチャルアイドル「SO.ON project LaV」が誕生しました。2023年に行われたライブイベントは、株式会社Meta Heroesが製作したFortniteオリジナルマップ「Live Planet」を舞台に展開され、多くの注目を集めました。このように、学校での学びがリアルなイベントにつながる様子は、学生たちにとって大きな刺激となっています。
地域への貢献
株式会社Meta Heroes自体は、メタバースやAIを活用して社会課題を解決することを目指す企業です。また、地方創生や教育関連の活動にも取り組んでいます。今後の展開では、教育、医療、防災、環境問題に対応した取り組みを進め、次世代の「HERO」を育むことを目指しています。
最後に
東京デザインテクノロジーセンター高等課程では、ゲーム業界を目指す若きクリエイターたちの創造力を引き出すため、多様なカリキュラムを提供します。未来のクリエイターたちが、この新たな学び舎で多くの経験を得て、成長することを期待しています。