PRA撲滅への挑戦
2025-11-06 13:50:00

ペッツファースト、進行性網膜萎縮症撲滅に向けた新たな取り組みを開始

ペッツファースト、ダックスフンドの健康を守るために



ペッツファーストホールディングス株式会社が新たな取り組みを発表しました。これは、ダックスフンドに特有の進行性網膜萎縮症(PRA:CORD1)の撲滅を目的としています。2025年11月から、全てのダックスフンドの親犬に対して遺伝子検査を開始し、2026年3月からはその結果の提出を義務付けることにします。この画期的な取り組みは、ペットの命と健康を守るための重要なステップといえるでしょう。

進行性網膜萎縮症(PRA)とは?



PRAは、網膜が徐々に萎縮する遺伝病で、最終的に失明する可能性があります。特にダックスフンドのような犬種では、早期に発症することがあり、この病気は常染色体潜性遺伝として知られています。つまり、親犬から変異遺伝子を受け継いだ子犬がもっとも危険にさらされるのです。このため、適切な交配が非常に重要になります。

ブリーダーへの協力



今回の取り組みでは、鹿児島大学の大和修教授と連携し、ブリーダーへの交配指導を行います。具体的には、アフェクテッドの犬が生まれないように交配の条件を厳守し、リスクのある組み合わせを避けるようにします。このような指導によって、遺伝子病のリスクを共に最小限に抑えることが目標です。

親犬の遺伝子検査義務化



ペッツファーストでは、2025年11月から親犬に対してPF Labでの遺伝子検査を義務化します。検査を受けた結果、アフェクテッドやキャリアの可能性がある犬は交配を避けることになります。このようにして、衝撃的なPRAの誕生を根本から防ぐことができるのです。また、子犬にアフェクテッドが確認された場合には、ブリーダーに改善を求め、さらに不適切な繁殖が続く限りは取引を行わない決断を下します。

現在の状況と目指す未来



2025年10月時点で、ペッツファーストのダックスフンドにおけるPRA:CORD1のキャリア率は27.3%、アフェクテッド率は3.1%と高い数値が出ています。それをゼロにするためには、親犬の検査を厳格に行い、ブリーダーの協力を得ることが不可欠です。ブリーダーとの直接取引を行うことで、お互いに責任を持った子犬の誕生を目指します。

従業員・関係者の声



ペッツファーストの社員は、この取り組みを通じて「Pets always come first」という理念を大切にし、すべてのペットが健康で幸せに生きられる環境作りに全力で取り組む意欲を示しています。遺伝子病対策は時間を要するプロセスですが、健康な子犬を生み出すための道筋をしっかりと築くことが重要です。ペッツファーストは、PRAの撲滅に向けた一歩を踏み出し、他社とも連携を強化しながら、その取り組みを広げていく所存です。

まとめ



ペッツファーストホールディングス株式会社の新たな取り組みは、ダックスフンドに特化した遺伝子病防止策として、大きな意義を持つものです。遺伝子検査の義務化を通じて、業界内のブリーディング改善が求められるこの時代に、ペッツファーストは業界の模範となるような行動を起こしています。私たちの愛犬たちが健やかに育つために、一緒に取り組んでいきましょう。


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会社情報

会社名
ペッツファーストホールディングス株式会社
住所
東京都目黒区目黒1-24-12オリックス目黒ビル9F
電話番号

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