ジンコソーラーの新プロジェクト
2023-08-16 10:30:02
ジンコソーラー、最新蓄電技術で中国の風力発電を支えるプロジェクトを受注
ジンコソーラー、革新的な蓄電システムで新たな一歩
2023年8月15日、太陽光発電業界のリーダーであるジンコソーラーが、広西省の風力発電プロジェクトにおいて20MWhの蓄電システムを採用した工事を受注しました。このプロジェクトは、上海電気と協力し、来賓市象州県妙皇郷の六帽山山脈に位置するとしており、新世代の液冷蓄電システム「SunTera」の導入によるエネルギー安全保障と効率的なエネルギー転換が期待されています。
プロジェクト概要
この蓄電プロジェクトは、総装置容量が48MWであり、蓄電装置は20%の容量を持ち、2時間の連続電力供給が可能です。これにより、電力消費の調整や電力網の負荷軽減、風力発電の不安定さの克服が可能となります。ジンコソーラーの受注は、同社の強いブランド力と統合的な製品力を再証明するものであり、地域のクリーンエネルギーの転換を支援する役割を果たします。
SunTeraの特徴と利点
ジンコソーラーが提供する「SunTera」システムは、高効率かつ安全性に優れた液冷技術を採用しています。標準的な20フィートコンテナ構造の中に、最大60℃の環境温度に耐える設計がされており、精密なフローチャネルにより、セル間の温度差は2.5℃以下に抑えられます。さらに、複数の冷却制御モードにより、補助電力の使用も20%削減され、サービスライフが向上します。
また、クラスターレベルの管理技術を搭載しており、エネルギー変換率を高めることで、類似のシステムと比較しても優れたパフォーマンスを発揮します。このシステムは、セルの一貫性を確保し、スムーズな運用を実現するための設計がなされています。
安全性への配慮
「SunTera」は、システム全体の信頼性を確保するために5段階の防護機能を備えています。熱の拡散を抑え、内部での燃焼や爆発のリスクを最小限に抑える設計がなされています。さらに、デジタル運用モデルが導入されており、リアルタイムでの運行状態の監視が可能です。これによって、システムの障害を迅速に特定し、適切な対応が行えるようになっています。
今後の展望
ジンコソーラーの副社長である姚峰氏は、蓄電市場の無限の可能性に対する期待を語り、常に革新を推進しつつ、効率的で安全なソリューションを提供する意向を示しています。ジンコソーラーは、太陽光発電システムにおける全体的なソリューションの整備を進め、持続可能な社会の実現を目指していくことでしょう。
企業概要
ジンコソーラー(JinkoSolar Holding Co., Ltd.)は、太陽光発電業界のグローバルリーダーとして知られています。中国をはじめ、米国、日本、ドイツ、南アフリカなど多岐にわたる地域において、公益、商業、住居のお客様に自社製品を提供しており、そのネットワークは広がり続けています。また、生産能力も向上し、2022年第四四半期には約65GWのシリコンウェーハ生産能力を誇っています。
このたびの受注は、ジンコソーラーの技術力と信頼性を再確認するものであり、今後のプロジェクト展開への期待が高まります。社会の進展とともに、持続可能な開発に貢献するジンコソーラーの動向に注目が集まります。
会社情報
- 会社名
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ジンコソーラージャパン株式会社
- 住所
- 東京都 中央区 京橋 2-2-1 京橋エドグラン 9F
- 電話番号
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03-6262-6009