Prossimo、Matrix Design、Ark.Artの協業がもたらす新たな価値
株式会社Prossimoは、建築とインテリアデザインの新時代を切り開くため、中国のリーディングカンパニーであるMatrix DesignおよびArk.Artとの協業を正式に発表しました。この取り組みは、特にAI(人工知能)を駆使したデザイン業界のデジタル変革を目指しています。両社との連携により、日本市場においても先進的なデジタルワークフローを導入することが期待されています。
Ark.Art:AI生成コンテンツで業界に変革をもたらす
Ark.Artは、空間デザインやホームファニシングに特化したプロフェッショナル向けAIGC(AI生成コンテンツ)デザインプラットフォームです。このプラットフォームは、最新の生成AI技術を活用し、デザイナーやインテリアブランド、販売店が抱える業務効率化を実現するための多機能なエコシステムを提供しています。さらに、企業向けのAIカスタマイズ開発にも対応しており、デジタル変革を進めるための強力なサポートを行います。
Ark.Artのテクノロジーが実現する主な機能には、
- - AI空間生成:短時間で住宅や商業空間など多様なデザイン案を生成し、企画・提案の効率を向上。
- - AI素材置換:リアルタイムで素材を視覚的に置き換える機能を提供し、デザインプロセスを支援。
- - AI家具シーン画像生成:高品質なシーン画像を一度のクリックで生成し、コストと手間を削減。
- - AI画像・動画変換:静止画から瞬時に動画を生成し、強力なコンテンツの表現をサポートします。
Ark.Artは今年11月、東京ビッグサイトで開催される「JAPANTEX 2025」に出展予定で、その際にプラットフォームの全機能がリアルタイムでデモされます。来場者は、最新のAIデザイン機能を体験し、プロジェクトへの導入を検討する機会が与えられます。
産業のニーズに応えるデジタルワークフロー
近年、多くの建築およびインテリア業界では、設計期間の短縮やデザイン品質の向上が強く求められています。その中で、Matrix Designはこのニーズに応えるべく、AIとデザインを組み合わせた新たなデジタル変革のモデルを提供しています。同社はホテル、オフィス、商業施設など多様なプロジェクトで成果を上げており、特にAIを活用した業務の効率化を進めています。
Prossimoは、これまでも日本の建設業界との協業実績があり、自社の独自技術を活かして、IoTや3D技術を取り入れたソリューションの提供に注力しています。今回のMatrix DesignおよびArk.Artとの連携により、AIを基盤にした新たな価値を提供することで、業界全体のデジタル化を加速しようとしています。
今後の展望と協力体制
Prossimo、Matrix Design、Ark.Artの三社はこの協業を通じて、日本における建築とインテリア業界でのAIの普及を推進します。特にデザイン、施工、素材管理、デジタル管理の各領域を横断した新しいビジネスモデルを模索し、業界全体のデジタル化と価値創造の実現を目指しています。
Ark.Artとの提携により、日本市場に特化したデジタルデザインフローの構築が進むことで、建築・インテリア業界に新風を巻き起こすことが期待されます。AIがもたらす新たな価値は、業界の未来を切り拓く重要な要素となるでしょう。