配車アプリ『DiDi』がAlipayと連携、訪日中国人向けに新機能を導入
DiDiモビリティジャパン株式会社は、2025年9月より、日本において中国最大のモバイル決済アプリ「Alipay」と協力し、利用者がAlipayから直接タクシーを呼べる機能を導入します。この取り組みは、訪日する中国人旅行者へ、快適で効率的な移動体験を提供することを目的としています。
増加する訪日中国人旅行者
近年、日本を訪れる中国人旅行者は着実に増加しています。2025年6月には、中国から訪れる外客数が約80万人に達し前年同月比で19.9%の増加を記録しました。この結果、タクシーの需要が高まっており、より便利な配車システムが求められています。
これまでDiDiは、WeChatミニアプリや中国版のDiDiアプリを通じて、日本におけるタクシー配車の環境を整えてきました。新たなAlipayとの連携により、中国で広く使われているAlipay上からも、簡単にタクシーを手配できるようになります。
Alipayとの連携による利便性
Alipayアプリを利用することで、ユーザーは新たにアプリをダウンロードすることなく、日常的に慣れ親しんだインターフェースを介して日本国内のタクシーを呼べるようになります。この利便性は、外国人旅行者にとって特に重要で、言語や文化の違いによるストレスの軽減にも繋がります。
WeChatや中国版DiDiアプリ、Alipayミニアプリといった複数のプラットフォームからタクシーを配車できる体制を整えることで、DiDiは訪日中国人が日本で快適に移動できる環境を提供していきます。
DiDiのサービス概要
DiDiは、目的地と乗車地点を入力すると、通常5分程度で最寄りのタクシーが到着する配車アプリです。現在、全国22都道府県でサービスを展開しており、アプリの累計ダウンロード数は2025年5月時点で1,000万を超えました。
このアプリは、タクシーの「乗りたい」と「乗せたい」をマッチングさせることで、効率的な配車が実現されています。利用者は、目的地を事前に入力することで、自動的にルートが設定されるため、ドライバーとのコミュニケーションも容易になります。
また、キャッシュレス決済機能も搭載されており、乗車中に現金をやり取りする必要がなくなるため、安心してタクシーを利用できます。DiDiは、利用者の移動に関する悩みを解消し、快適なタクシー利用をサポートすることに注力しています。
タクシー配車の新たな形が実現し、多くの訪日旅行者に愛されるサービスへと成長することが期待されます。日本を訪れる中国人旅行者の皆様は、ぜひこの機能を活用してみてください。