UNIDGEが支える三菱マテリアルの新事業創出プログラム
2023年、株式会社ユニッジ(UNIDGE)は、三菱マテリアルが主催するアクセラレーションプログラム「MMC Acceleration Program 'Wild Wind' 2023」の支援を行い、DEMO DAYを開催しました。これは、事業化に向けた審査会と外部パートナーとの実証実験報告会を兼ねた重要なイベントです。
プログラムの目的と内容
「Wild Wind 2023」は、新製品や新技術、さらには新事業の創出を通じ、持続可能なマテリアルを提供し、企業価値の向上を図ることを目指しています。特に、単独では事業化が難しいテーマに対して、スタートアップ企業などとの協業を加速することが目的とされています。
UNIDGEは、プログラムの制度設計から運営、協業候補の探索、そして新規事業テーマへの伴走支援までを一貫して行ってきました。このような支援のもと、プログラム参加企業は大きな成果を上げました。
DEMO DAYの実施と成果
DEMO DAYでは、約6か月にわたる検証結果をもとに、三菱マテリアルとUNIDGEの合計6名の審査員が事業性を評価。評価の結果、以下の2つのテーマが今後の事業化に向けた検討を加速することとなりました。
1.
寒冷地向け防災技術のための融雪センサーおよびIoT機器
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協業企業: 株式会社さるぼぼアラーム
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事業概要: IoT機器の開発・製造・販売・設置・運用
2.
焼結型金属3Dプリンタ 受託造形サービス
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協業企業: 株式会社3D Printing Corporation
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事業概要: 設計・エンジニアリングサービス、受託製造、機器販売、材料開発
進化するマインドセット
プログラムに参加した企業のマインドセットにも大きな変化が見られました。技術志向から顧客志向へ、また単独完結からパートナーとの協創へとシフトすることで、事業化の加速が実現されました。
三菱マテリアルの新規事業室の桜井室長は、「プログラムの進行に伴い、このようなマインドの変化が起こったことは大きな収穫です」と語っています。
次なる展望
次回のプログラムでは、当社の事業案に加え、外部からの事業案も積極的に受け入れる方針です。これにより、より多様な事業アイデアを取り入れ、イノベーションをさらなる高みへと推進していく予定です。UNIDGEは今後もオープンイノベーションの創出を支援し、他企業とのマッチングを越えた新たな価値を生み出していきます。
UNIDGEのビジョン
UNIDGEは、人とテクノロジーの融合を通じて、企業が「協業」という選択肢を自然に選ぶことができる社会を目指しています。成功への道筋を支援するサービスや協業の効率化を図るプロダクトを提供し、協業を通じて企業の可能性を最大化することを目指しています。
次回の展開にも期待が高まります。