両備システムズとZIAIの業務提携
新たな傾聴AIによる児童相談支援
2026年2月1日、株式会社両備システムズ(岡山県岡山市)と株式会社ZIAI(東京都渋谷区)は業務提携契約を締結しました。この提携の目的は、児童相談所および教育機関の相談業務を高度化し、業務負担の軽減を図ることです。両社は、ZIAI社が提供する傾聴AIアルゴリズムを搭載したAIチャットシステムと、両備システムズの既存システム「R-STAGE家庭児童相談システム」や「R-STAGE教育相談システム」、そして子どもに関連した連携プラットフォーム「こどもの杜」との連携を進めることとなります。
背景と現状
近年、全国の児童相談所では相談件数が増加しています。厚生労働省によると、令和5年度には58万件以上の相談があったとされています。人手不足による相談員の確保が難しくなり、職員一人ひとりが抱える業務が増えてきた結果、緊急の対応が不足するリスクが高まっています。この状況に対して、自治体では相談の入り口を広げつつ、職員がより重要な対面支援や専門的な業務に集中できる新たな体制の構築が求められています。
提携内容の詳細
提携により、住民や子ども、保護者がスマートフォンを通じて行う相談内容が、AIによる一次対応から業務システムまで一貫して管理できるようになります。具体的には以下の内容が含まれます。
- - ZIAI社の傾聴AIチャットシステムを導入
- - R-STAGE 家庭児童相談システムとの連携
- - R-STAGE 教育相談システムとの連携
- - 子どもに関する連携プラットフォーム「こどもの杜」との連携
期待される効果
この連携によって、以下の効果が期待されています。
- - AIが夜間や休日の相談一次対応を行うことで、職員の負担が軽減
- - 緊急性や傾向をより把握しやすくなることで、優先順位付けが可能になる
- - 職員が家庭訪問や学校での対話など、直接的な支援に集中できる環境が整う
結果的に、業務の効率化が図られるとともに、地域全体で子どもを見守る体制が強化されることが期待されています。
今後の展望
両備システムズは今後、児童相談所や教育機関向けの相談管理システムへのAIチャット実装を逐次進める予定です。また、新たなユースケースの創出や、地域のニーズに即した新サービスの開発を通じて、持続可能な相談支援体制の構築に貢献していく方針です。
ZIAI社について
ZIAIは、テクノロジーを用いた新たな「傾聴体験」を提供するヘルスケアスタートアップです。自殺対策の一環として非営利のAI研究機関からスピンアウトし、現代社会における多様化した悩みに対して、いつでも誰でも相談できる社会を目指しています。
両備システムズについて
両備システムズは、公共、医療、社会保障などの分野で情報サービスを提供する企業で、1969年に設立されました。AIやIoTなどの先端技術の研究開発にも力を入れ、地域のニーズに応じたサービスを展開しています。