博報堂がDG TAKANOへの出資を発表
株式会社博報堂が、地球環境保護を目指して活動する株式会社DG TAKANOに出資することを決定しました。これは、最大95%の節水を実現するノズル「Bubble90」や、水だけで汚れを落とす食器「meliordesign」を開発する企業への支援を通じて、地球環境問題の解決を促進する取り組みの一環です。
DG TAKANOの活動とビジョン
DG TAKANOは「知識と革新で、人と地球の共奏を実現する」というVisionを掲げています。水問題やエネルギー問題、食料不足などの課題を解決することを目指し、海外展開を強化しています。特に、サウジアラビアでの国家プロジェクトにも参加するなど、活動の幅を広げています。
出資により、博報堂はミライデザイン事業ユニットを通して、DG TAKANOと連携し、地球環境保護に関する新しいビジネスを共に開拓していく予定です。博報堂グループのスタートアップ支援も行う株式会社quantumは、DG TAKANOの成長を支え、その技術を広めるために尽力してきました。
具体的なプロダクトについて
Bubble90
「Bubble90」は、2009年に開発された世界初の無電力で脈動流を生成するノズルで、節水効果と洗浄力の両立を実現します。水を断続的に吐き出すことで、少量の水でも高い洗浄力を発揮し、毎年、大阪市の約1ヶ月分の水道使用量に相当する量を節約しています。このノズルは飲食店や病院、公共施設など、多様な業界で導入されています。
meliordesign
一方、特殊なナノテクノロジーを用いた「meliordesign」は、水だけで汚れを落とす画期的な食器です。洗剤や食洗機を使わずに、汚れを効果的に落とせるため、家庭での負担を軽減します。2023年には家庭向け製品にも進出し、一般の消費者にもその便利さを提供しています。
持続可能な社会の実現に向けて
博報堂とDG TAKANOの連携は、地球環境の持続可能性を意識し、社会課題解決に貢献する重要な一歩です。特に、近年の節水意識の高まりを受けて、一般消費者にもさらなるアプローチを図りながら、において可能性を追求していくことでしょう。
これからの展開が楽しみであり、持続可能な未来を切り開くための本格的な取り組みとして、今後の進展に期待が寄せられています。共同でのアプローチにより、社会全体としての環境意識が醸成され、より良い地球環境が実現されることを願います。