長湯温泉の桜
2022-03-16 09:50:01
竹田市の新名所「長湯温泉しだれ桜の里」が見頃を迎えます!
新たな桜の名所、「長湯温泉しだれ桜の里」が誕生
大分県竹田市に新たな桜の名所が誕生し、まもなくその見頃を迎えようとしています。その名も「長湯温泉しだれ桜の里」。この場所では、地域住民が15年にわたり手をかけて育てた約2600本の桜が咲き誇ります。この取り組みは、安部博進さんという一人の男性の心からの思いに始まりました。
安部さんの桜への情熱
元会社役員の安部さんは、旅行先の京都で見たしだれ桜に強く惹かれ、「いつか自分の桜の公園を作りたい」との思いを抱き続けていました。竹田市を訪れた際、くじゅう連山の麓に位置する長湯温泉に美しい桜が栄えることを感じ、2006年に数人の住民に声をかけ、4年後には「しだれの里を創る会」を設立するに至りました。ここから約10ヘクタールの土地を無償で借りることに成功し、約20人の会員が手弁当での整備を始めます。
その整備を中心に行ったのが、山関係の仕事をしていた安藤光雄さん。年300日以上現地に通い、雑木を伐採し、土地を整備しました。安部さんも自宅から約1時間半かけて現地に通い続け、桜の育成に情熱を注ぎました。専門家のアドバイスを受けながら厳選した品種を植えていき、助成金を活用しながら15年の歳月をかけて完成に至りました。
数種類の桜を楽しめる自然公園
「長湯温泉しだれ桜の里」は、東京ドーム2個分の広大な敷地に6種類の桜が楽しめる自然公園です。その中には大漁桜、小松乙女、陽光桜など、寿命は200年以上とも言われる多様な桜が植えられています。これらの桜は見頃を迎える時期が異なり、3月中旬からは大漁桜、3月下旬からは八重紅しだれ桜、そして4月上旬からは牡丹桜が次々に咲き誇り、約1ヶ月半にわたって楽しむことができます。
また、地域住民の協力により提供された約2万本のスイセンや菜の花も咲き乱れ、桜との共演を演出します。出店なども並び、賑やかな雰囲気の中で美しい桜を楽しむことができるのです。安部さんは「今後は1年中楽しめる里にして、日本一、世界一の桜の名所にしたい」と力を込めて語っています。
長湯温泉で癒しのひとときを
桜を楽しんだ後は、「長湯温泉」へ足を運んで心身ともにリフレッシュするのがおすすめです。長湯温泉は「日本の名湯百選」にも選ばれている名湯で、特にその炭酸泉は大変人気があります。温泉街には多彩な湯処が点在し、露天風呂や歴史ある施設など訪れる価値があります。
また近隣には、樹齢800年以上とされる大ケヤキがある籾山八幡社などのパワースポットもあります。ヤマメ釣りや新鮮な野菜が並ぶ直売所など、さまざまな楽しみ方があります。
訪れる際の詳細
「長湯温泉しだれ桜の里」は、午前9時から午後5時まで開園しており、入場料は大人が500円、子どもは300円です。公式ホームページや交通機関を利用すればアクセスも簡単です。大分県竹田市のこの美しい桜と温泉をぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。詳しい情報は公式サイトをご確認ください。
会社情報
- 会社名
-
有限会社 桜花の里
- 住所
- 福岡県福岡市博多区空港前1-3-2
- 電話番号
-
092-622-3003