パーソルキャリアがプライバシーセンターを開設し個人データ保護へ注力

パーソルキャリアがプライバシーセンターを設置

転職サービス「doda」を運営するパーソルキャリア株式会社が、新たにコーポレートサイト内にプライバシーセンターを開設したことを発表しました。このプライバシーセンターでは、個人のお客様の情報、いわゆるパーソナルデータの取得方法や活用事例、さらにプライバシー保護の方針や取り組みについて、分かりやすいイラストや具体例を交えて解説しています。

プライバシーセンター設立の背景

パーソルキャリアの企業理念は、「人々に『はたらく』を自分のものにする力を提供する」というものです。この理念に基づき、同社は従業員や求職者が自由にキャリアや人生を選べる社会の実現を目指しています。そのためには、最新の技術を駆使してパーソナルデータから新たな価値を創出し、個々のキャリアやライフステージに応じたサービスを提供することが必要です。

設立されたプライバシーセンターは、個人データの取り扱いや活用に対する重大な責任を意識するとともに、それに対する透明性を高めるための一歩でもあります。パーソルキャリアは、顧客からの信頼に応えつつ、個人情報の尊重と保護への取り組みを継続的に深化させる方針です。

プライバシーセンターの具体的な内容

このセンターでは、パーソナルデータの取得方法や基本的な取り扱い方、活用事例などが詳細に説明されています。また、プライバシー保護の方針についても整理されており、特に新たな科学技術がもたらす倫理的・法的・社会的課題に関する検討がなされています。大阪大学の社会技術共創研究センター、通称ELSIセンターの協力を得て、データビジネスにおけるELSIに関する研究も行い、プライバシーセンターの方向性を議論しています。

研究参加と改善の取り組み

このプログラムに参加することで、センターの理念や役立つ情報の確立が進められ、2024年12月から2025年3月にかけて、3回のミーティングを通じて内容の見直しが行われる予定です。特に、個人情報の取り扱い指針の改定も進められ、より明確に利用目的や第三者への提供についての記載が見直されています。これにより、より透明性のある情報提供を実現することが目指されています。

さらに広がる組織の目的

パーソルキャリアは、サービスの質向上を目指し、2022年には新たに「HiPro」というプロフェッショナル人材支援ブランドを立ち上げました。これは、フリーランスや副業にも対応したサービスで、いまや様々なキャリアパスを提供できる体制を整えています。企業として、個人がそれぞれの「はたらく」を最大化できる社会の実現に向け、継続的な取り組みを行っています。

結論

新しいプライバシーセンターの開設は、顧客信頼の維持と向上に向けた重要な一手です。透明性が求められる現代において、パーソルキャリアの取り組みがより多くの企業や団体にとっての指針となることが期待されます。そして、すべての「はたらく」が笑顔につながる社会を目指す中で、より信頼される存在として成長していくことでしょう。

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