Moi-même-Moitié 初の文化イベント「幻想会」レポート
2025年10月6日、埼玉県さいたま市に拠点を置くゴシック&ロリータブランド Moi-même-Moitiéが、東京・銀座ライオン クラシックホールにて「幻想会 ― 同じ宿命を持った堕天使たちの狂宴 ―」という初の文化イベントを開催しました。本イベントは、31年以上にわたるブランドの美学と哲学をテーマに、音楽や舞台演出を融合させた特別な体験を提供することを目的として企画されました。
イベント概要
このイベントでは、創始者であるMana氏がこれまでのアートやファッションの凝縮された世界を披露しました。参加者は、ブランド特有のドレスコードに身を包み、特別な夜にふさわしい非日常の空間に浸ることができました。今回は特に、様々なアーティストやパフォーマーを招き、より多彩な表現が映し出されました。
幻想的なオープニング
開幕直後、99本のキャンドルが灯された暗闇に包まれた会場には、双子のピエロが静かに佇んでいました。予告なしに彼らが動き出すと、言葉ではなく身体の動きだけで喜怒哀楽を表現し、観客はそのユニークなパフォーマンスに驚きました。オープニングから場の雰囲気は幻想的でよみがえり、その後も続くパフォーマンスへの期待が高まりました。
その後登場したのはヴァンパイア風のローズ伯爵。彼の独特の語り口でストーリーが進行し、観客は一層物語の中に引き込まれていきました。
音楽と舞踊の一体感
ステージの最初を飾ったのは、Jill(Unlucky Morpheus)と星野沙織(soLi)によるヴァイオリンユニット「TONERICO」。彼らはブランドのジャケットとスカートを異なる色で纏い、クラシックからロックまでジャンルを横断する演奏を行い、続けてMALICE MIZERの「月下の夜想曲」のカバーも披露しました。会場は大きな拍手に包まれ、演奏の迫力で魅了されました。
次に登場したのは、黒のドレスを纏った浜崎容子。彼女は妖艶かつ繊細に天使テーマの楽曲を歌い上げ、静寂を持った一瞬が会場全体の息を飲むほどの緊張感を生み出しました。ダンサーの山之口理香子による舞踊は、モワ・メーム・モワティエのゴシックロングドレスを纏い、神秘的な儀式のように光の中で進んでいきました。
堕天使たちのファッションショー
イベントの後半では、Moi-même-Moitiéの新作を紹介するファッションショーが行われました。モデルとしてRinRin Doll、咲(甘い暴力)、杙凪(Royz)がそれぞれ異なるスタイルで登場し、ブランドのビジョンを体現。最後に、ブランドプロデューサーのManaが王冠を被り、剣を携えて登場すると、会場は一層の盛り上がりに包まれました。
終わりなき幻想の響き
このイベントは、その後ダイジェスト映像として公式YouTubeチャンネルにて公開予定です。イベントで使用されたコスチュームや新作アイテムもSNSを通じて紹介されるため、ファンには特に注目が集まります。
Moi-même-Moitiéは1999年の設立以来、独自の“青薔薇の美学”を基盤に、日本のゴシック・ロリータ文化の中心として新しいアートの表現を追求し続けています。次なる展開に期待が寄せられます。