パートナーズ・グループ、元国民年金基金常務理事を顧問に迎え更なる成長へ
パートナーズ・グループ、十菱龍氏を新顧問に迎え入れ
パートナーズ・グループは、元国民年金基金連合会の十菱龍氏を新たに顧問に迎え入れ、資産運用への専門的知識と経験を活かす方針を打ち出しました。十菱氏は1977年に東京大学法学部を卒業後、厚生省に入省。その豊富なキャリアを通じて、公的年金制度の構築や運用に深く関与してきました。
経歴と実績
十菱氏は、厚生省年金局での運用指導課長などを経て、年金資金運用基金の理事や、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の理事も務めました。2008年には東北厚生局長に就任し、その後、日本年金機構の理事も担当。2013年には厚生労働省を退官し、国民年金基金連合会で常務理事として運用の職務に携わってきました。
新たな顧問としての就任に際して、十菱氏は「これまでの経験を活かし、プライベート資産の普及に貢献したい」と意気込みを語っています。これにより、パートナーズ・グループはより専門性の高い年金運用を目指すことになります。
パートナーズ・グループの概要
パートナーズ・グループは、グローバルなプライベート・マーケットの投資会社であり、プライベート・エクイティ、プライベート・インフラ、プライベート・デット、プライベート不動産といった4つの資産カテゴリを専門としています。今回は、その運用資産が830億米ドル(約9兆円)に上ることが強調されています。
同社はスイスのツーク市を本社とし、世界中に拠点を置いており、従業員数は1,200名を超えています。スイス証券取引所にも上場し、機関投資家向けにカスタマイズされたポートフォリオを提供しているのが特徴です。
業界への貢献
パートナーズ・グループの代表取締役、棚橋俊介氏は「十菱龍氏は、公的年金の基盤を築いた経験を持っており、その知識を活かして年金運用におけるプライベート資産への理解を広げていくことが期待されます」と述べています。この流れは日本の年金制度をさらに進化させる鍵となるでしょう。
十菱氏の就任は、パートナーズ・グループが持つ豊かな投資実務の知見を活かし、今後のサービス向上につながると考えられています。新たな役割に就くことで、プライベート資産の取り扱いが増え、さらなる業界の発展が期待されます。
結論
パートナーズ・グループにとって十菱氏の就任は、資産運用の向上に向けた重要な一歩であり、専門的な知識と経験をもって日本におけるプライベート資産の普及に寄与することが期待されています。今後の動向に注目が集まります。
会社情報
- 会社名
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Partners Group
- 住所
- 東京都千代田区霞が関1丁目4−2大同生命霞が関ビル5F
- 電話番号
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