マレーシアの大臣、スターチャイルドを訪問
2023年、マレーシアのサラワク州から女性・家族・地域開発省の大臣であるDato Sri Hajah Fatimah Abdullah(ダトスリハジャファティマアブドゥラ)氏が、スターチャイルド白金高輪ナーサリーを視察しました。この視察には、大臣を含む10名が参加し、日本式保育の実践を評価しました。
近年、マレーシアでは核家族化が進み、共働き世帯が増加していることから、保育サービスへの需要が高まっています。ヒューマンスターチャイルド株式会社は、これに応える形で2024年7月に「Human Starchild Care Centre」をクアラルンプールに開園する予定です。これはインドネシアに続く海外2園目であり、日本式保育が現地で認知されつつあることを示しています。
視察後、大臣は「日本式の保育のクオリティーの高さを実感しました。子どもたちに様々なアクティビティが提供され、その中で自立心や協調性が育まれている様子がわかりました」と述べ、自国での保育サービスの向上に対する期待を表明しました。
スターチャイルド白金高輪ナーサリーでは、リトミックやクラス活動、午睡後のおやつの時間など、さまざまなプログラムが行われています。訪問者たちは、日本で培った安心・安全な保育スタイルの実際を目の当たりにし、マレーシアでの導入を検討するきっかけとしました。
日本式保育の拡大へ
ヒューマンスターチャイルド株式会社は、まずは海外での運営から着手し、今後も日本で培ったノウハウを生かして、東南アジアを中心にスターチャイルド式保育の拡大に力を入れていく方針です。現在、横浜市を中心に38の認可保育所を運営しており、東京ではスターチャイルド白金高輪ナーサリーを含む複数の保育所を展開中です。
また、同社の「HQS認証」プログラムでは、業界内の保育サービスの品質向上を目指し、保育士の研修や教育、コンサルティングを行い、全国各地の保育施設に対し、安心して利用できる環境作りをサポートしています。
今後、日本式保育がマレーシアを含む他国へどう広がっていくのか、その展開に注目が集まっています。子どもたちの未来を見据えた、この取り組みは、国内外での保育サービスの質の向上に寄与することが期待されています。ヒューマンスターチャイルド株式会社は、これらの活動を通して、より良い社会作りに貢献していきます。
設立の背景
ヒューマンスターチャイルド株式会社は、2004年に横浜市で保育所「スターチャイルド江田ナーサリー」を開園し、その後急成長を遂げてきました。多様な保育ニーズに応えるため、日本国内での運営を強化しつつ、海外展開も視野に入れています。教育事業を中核とするヒューマングループは、持続可能な社会への貢献を掲げ、多角的なアプローチで社会問題に取り組んでいるのです。