thatgamecompanyが国境なき医師団に寄付、支援活動を報告

新型コロナウイルス感染症が世界的に広がる中、ゲーム開発企業のthatgamecompanyは、運営中のアプリ「Sky 星を紡ぐ子どもたち」を通じて国境なき医師団（MSF）に対する支援を実施しました。本記事では、その具体的な取り組みと寄付の結果についてご紹介します。

寄付活動の詳細

thatgamecompanyは、MSFをはじめとする団体への支援として、特別な「癒しのパック」を販売するキャンペーンを実施しました。このパックの販売によって得られた純利益は全て募金され、結果として1,027,340ドル（約1億800万円）に上る支援が集まりました。この活動は、ユーザーがゲーム内で購入することで医療従事者への感謝を示す花の髪飾りを手に入れられる仕組みとなっています。

ゲームのキャンペーンは約4週間にわたって続き、プレイヤーたちが一緒にゲームを楽しみながらも、社会的距離を保って楽しく参加できる環境を提供しました。また、この取り組みは#PlayApartTogetherという活動の一環でもあり、社会的孤立の緩和に貢献するものとして好評を博しました。

プラスの影響

国境なき医師団の米国事務局エグゼクティブ・ディレクター、アヴリル・ブノワ氏は、こうした支援に感謝の意を表しました。「私たちは未曾有の健康危機に直面しており、このような暖かい支援を頼りにし続けています」と述べています。

それに加えて、thatgamecompanyの共同設立者でクリエイティブ・ディレクターのジェノヴァ・チェン氏も、ゲームコミュニティからの寛大な支援について感動の言葉を寄せています。「私たちは、スタジオとして何ができるか考え、この活動が現実の支援につながるとは考えてもみませんでした」とのこと。多くのプレイヤーが支援活動に関心を寄せてくれたことに、チーム全体が心を打たれたそうです。

環境支援活動も実施

加えて、thatgamecompanyでは本年度の初めに、環境をテーマにした特別イベント「自然の日々」も開催しました。このイベントはOneTreePlantedとの協力によって進められ、プレイヤーがゲーム内アイテムを購入することで木の植樹支援が行われました。結果として40,576本の木がアマゾンとオーストラリアの山火事被災地に植樹されることとなりました。

まとめ

このように、thatgamecompanyはゲームと社会貢献の可能性を示し、寄付を通じて国境なき医師団の活動を支援しました。MSFは、紛争や自然災害などで困難な状況に置かれた人々への医療支援を行う国際団体であり、今回の寄付がその活動を支える一助となることが期待されます。thatgamecompanyは引き続き、ゲームコミュニティと共に善意の連鎖を広げていくことでしょう。