大阪大学フォーサイトの新空間『カモミール』が華やかにオープン
2023年4月、欧米における学術革新を目指す大阪大学フォーサイトに、共創空間『カモミール』が新たにオープンしました。この空間は、対話と共創が自然発生するよう設計されており、多様なイベントや取り組みを通じて新しい価値を生み出すことを目的としています。
オープニングセレモニーの様子
オープンにあたって、4月23日から25日まで特別なイベントが開催されました。初日にはテープカット式が行われ、登壇者たちは新たな空間の幕開けを祝いました。リボンはカモミールの鮮やかな花の色をモチーフにしており、参加者の顔には期待と興奮があふれていました。特に、大阪大学のマスコットキャラクターである「ワニ博士」も会場に駆けつけ、子供たちや来場者と楽しいひとときを共有しました。
空間『カモミール』の概念
『カモミール』は、松波晴人氏の著書『ザ・ファースト・ペンギンス 新しい価値を生む方法論』に由来しています。その名には、困難な状況においても力を発揮するという意味が込められています。この場所は、参加者が自由に意見を交わし、新しい挑戦に関する不安を受け止め合う「セキュアベース」として設計されました。この空間の利用にあたって、以下の3つのポイントが重視されています。
- - 自由を感じられる場
- - フレキシブルな場
- - 参加型・未完成の場
参加者は、空間に対する未来のビジョンを自由に描くことができ、自己表現を促されました。これは、アートや創造性を通じて共創を深化させるための重要な要素です。
今後の展開
『カモミール』は今後、大阪大学フォーサイトのオフィスとし、さまざまなイベントや取り組みが行われる予定です。持ち込み企画も大歓迎で、これからの展開が楽しみです。
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イベント報告
オープニングを祝う3日間のイベントでは、異なるテーマでのセッションが行われました。初日には「学術化の知×実業界の知」がフィーチャーされ、産業界と学術界の交流が図られました。参加者からは「産学官連携についての新しい視点が得られた」との声が寄せられました。
2日目は「伝統芸能×ビジネスの融合」というテーマで、伝統的な落語とビジネスの新しい融合の可能性が探求されました。出席者からは、「伝統芸能の新しい活用方法が見つかった」との感想がありました。
最終日には「アート×共創空間」をテーマに、参加者の感性を刺激するプログラムが行われ、共創の重要性について再確認される場となりました。「新しい価値創造にアートがなぜ必要かを理解できた」とのコメントがあったように、創作的な気づきを得られたことは大きな収穫でした。
このように、『カモミール』は地域との結びつきや学問の橋渡しとして大いに活躍することが期待されています。多様な参加者が一堂に集い、新たなアイデアを生み出す場として、多くの人々に利用され続けるでしょう。