高齢者と悪質商法
2024-09-02 13:23:07

高齢者向け悪質商法対策、宅配クックがリーフレット配布を開始

高齢者を守る取り組み



東京都消費生活総合センターと協力し、株式会社シニアライフクリエイトが運営する高齢者向け宅配弁当「宅配クック ワン・ツゥ・スリー」は、高齢者を狙う悪質商法についての注意を喚起するため、リーフレットを配布する活動を始めました。このプロジェクトは、東京都消費生活総合センターが実施する「悪質商法注意喚起プロジェクト」の一環で、2023年9月1日からスタートしています。

リーフレット配布の狙い



この取り組みは、高齢者が自分自身の問題として捉えることを促すための大切なステップです。「宅配クック ワン・ツゥ・スリー」では、約110,000人の利用者に日々お弁当を届けており、その中には東京都内の約11,000人も含まれています。お弁当の配達時に配達員が高齢者に声をかけることで、信頼関係を深めていくことを重視しています。

リーフレットは単なる情報提供にとどまらず、普段の会話を通じたより深い理解を促すことを目指しています。お弁当を受け取る際に、悪質商法の手口や消費者被害に関する話題を取り上げることで、利用者に具体的な警戒感をもってもらうことが狙いです。この取り組みは、2016年から毎年行われており、8年目を迎えています。

深刻な高齢者の消費生活相談



最近のデータによると、東京都内での消費生活相談件数の3割以上は高齢者に関連しています。2024年7月30日に発表された「令和5年(2023)度消費生活相談概要」では、高齢者の相談件数が43,492件にのぼり、前年よりも2.5%の増加が見られます。また、高齢者の平均契約金額は119万円に達し、59歳以下と比べて高額であることが分かっています。

リーフレットには、悪質商法に関する漫画や相談窓口の情報が掲載されています。高齢者が「怪しい」と感じた場合に相談を促すことができればと、東京都消費生活総合センターは期待しています。しかし、相談をためらう高齢者も多いため、配達員が普段の会話の中で気になる点を感じた際には、積極的に相談を促すことも考えられています。

地域に根ざした活動



「宅配クック ワン・ツゥ・スリー」は、全ての活動の基盤に「高齢者の安全と健康」を置いています。従業員は、近所のおせっかいな存在として高齢者と接し、地域に貢献することを理念としています。このサービスは、単にお弁当を届けるだけでなく、営業地域内の不安や悩みを抱える高齢者を見守る役割も担っています。

お隣さんのように気軽に接することで、悪質商法やその他の問題から高齢者を守るためのネットワークを構築しています。今後も地域の見守りプロジェクトに参加し、高齢者が安心して暮らせる環境作りに寄与していく考えです。

会社概要



  • - 会社名: 株式会社シニアライフクリエイト
  • - 代表者: 高橋洋
  • - 所在地: 東京都港区三田3丁目12番14号ニッテン三田ビル6F
  • - 設立: 1999年12月
  • - 資本金: 5,000万円
  • - 事業内容: 高齢者専門の宅配弁当「宅配クック ワン・ツゥ・スリー」運営、各種高齢者向け支援サービス等

このように、「宅配クック ワン・ツゥ・スリー」は高齢者の生活を支える重要な存在であり、その活動は地域社会において大きな意義を持っています。


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会社情報

会社名
株式会社シニアライフクリエイト
住所
東京都港区三田3丁目12番14号ニッテン三田ビル6F
電話番号
03-5427-3981

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