不動産広告の真実:家賃と価格が鍵
株式会社いえらぶGROUPが実施した調査によると、不動産物件広告で重視されるのは「家賃・価格」だということが明らかになりました。調査には186名の不動産会社と1,325名のエンドユーザーが参加し、合計で1,511件の回答が得られました。
1. エンドユーザーの期待と実態
エンドユーザーに対する調査結果では、71.1%が物件情報で何よりも「家賃・価格」を最重視していることが示されました。それに加え、「間取り・広さ」(51.8%)や「駅からの距離」(49.4%)も重要なポイントとなっています。このように、価格以外の要素も確かに重要視されていることが分かります。
さらに、実際の物件と広告との間にギャップを感じた経験があるか尋ねたところ、20.8%が「よくある」、44.9%が「何度かある」と回答。つまり、多くのユーザーが物件情報に信頼性を求めているのです。加えて、口コミやレビューの存在が信頼性を大きく向上させることも見逃せません。約8割の回答者が、口コミが広告内容の信頼性を「とても高める」または「やや高める」と認識しています。
2. 不動産会社の広告作成実態
不動産会社に対するアンケートでは、82.3%が自社で物件広告を作成しているという結果が出ました。多くの不動産会社が自ら広告制作を行う現状があり、そのための時間は一般的に「15分から30分未満」と回答した会社が37.6%と最も多かったです。
しかし、物件広告の改善においては依然として課題が残っており、約45.7%の不動産会社が「反響が増えた」と感じているものの、「ほとんど変わらない」とする意見も32.3%に達しました。これには、どの施策がどのように反響につながったかの把握が不十分であることが影響していると考えられます。
3. デジタル時代の物件広告
物件広告に関するエンドユーザーの媒体利用について、81.9%が「スマートフォン」や「PC」を利用していると回答しました。このデジタル時代において、ユーザーは効率的に情報を取得することを重視しています。動画やVRコンテンツを取り入れたいと考える不動産会社は39.2%に達し、今後の広告手法に期待が寄せられています。
4. 今後の課題と展望
いえらぶGROUPの常務取締役、庭山健一氏は、エンドユーザーが物件情報の透明性を求めている一方で、不動産会社の情報提供には改良の余地があると語ります。情報の正確性と透明性を高めることで、ユーザーの安心感や信頼感を得られることは間違いありません。
不動産業界のデジタル化が進む中で、物件広告の質を向上させるためには、写真や動画、VR内見などのリアルな内容を盛り込むことが不可欠です。
今後、いえらぶGROUPは不動産業界向けのSaaS「いえらぶCLOUD」を通じて、より効果的な情報提供を目指していく考えです。物件情報を充実させることで、ユーザーの信頼を築き、新たな顧客との繋がりを創出することが期待されています。今後の動向に注目が集まります。