ブラザーの水素ソリューションがH2&FC EXPOに出展！未来の燃料電池技術を紹介

ブラザー、H2&FC EXPOに出展予定

ブラザー工業株式会社は、2025年2月19日から2月21日まで、東京ビッグサイトで開催される「H2 & FC EXPO ～水素・燃料電池展～」に参加します。この展示会では、水素や燃料電池に関連した技術、部品、装置が多数出展され、専門家が集まる国際的なイベントとなります。

ブラザーブースのコンセプト

ブラザーのブースでは、「多様な電力需要に応えるブラザーの水素ソリューション」をテーマにしており、昨年発表された「7kW純水素型燃料電池」の進化版が展示されます。この燃料電池は、より製品化に近い形状で登場し、バックアップ用電源にも通常電源にも使用可能です。出力形式としては、DC380Vや、単相2線のAC100V、そして三相3線のAC100VおよびAC200Vに対応します。

また、幅広い耐温度性を有し、－20℃から50℃の環境でも動作します。これにより、さまざまな条件下での利用が可能です。

展示内容の詳細

さらに、ブラザーの独自技術である水素吸蔵合金を用いた大容量サイズの燃料カセットも披露される予定です。これは安全かつ容易に燃料供給が可能であり、水素の効率的な運搬を実現します。また、ブラザーが実証実験を行っている柱上パイプラインやその他の水素供給手段も紹介され、カーボンニュートラルを実現するためのソリューションとして注目されています。

水素利活用への取り組み

ブラザーは『PureEne（ピュアエネ）』という名称で水素関連の取り組みを進めており、CO2を排出しない水素燃料電池の開発や、柱上パイプラインを活用した水素の安全な運搬、再生可能エネルギー由来のグリーン水素の供給など、さまざまなプロジェクトに取り組んでいます。これにより、より多くの人々に水素利活用の理解を深めてもらうことを目指しています。