「Inspirersステッカー」
2021-01-12 11:00:09

新たな視点で障がい者理解を深める「Inspirersステッカー」プロジェクト

新たな障がい者理解を提唱する「Inspirersステッカー」



障がい者に対する理解を深めるために、新しい取り組みである「Inspirersステッカー」が注目を集めています。このプロジェクトは、障がい者も健常者も互いにインスピレーションを与え合い、共に生きる社会の実現を目指しています。日本には、1000万人の障がい者と、彼らに兄弟姉妹(「きょうだい」)を持つ1,000万人がいるとされており、両者の相互関係が重要視されています。

「きょうだい」とは、障がい者の兄弟姉妹のことで、彼らはしばしば自身の境遇について語ることが難しく、心の中に孤独感を抱えています。健常者である「きょうだい」は、結婚や生活の面で様々な困難に直面することもあります。このような理由から、「きょうだい」を支える社会の理解が求められています。

このプロジェクトは、障がい者のアートを通じた対話を促し、互いの違いを尊重し合うことを目指しています。「Inspirers」という新たな概念は地域社会での支持を集め、特にFUKUFUKU+が中心となり、障がい者アートを活用したステッカー制作やイベントを展開しています。FUKUFUKU+は「障がいの有無にかかわらず、誰もが自分の可能性を発揮できる社会」を理念に掲げ、革新的なサービスを提供する団体です。

FUKUFUKU+は、渋谷区との提携により、障がい者が描いた文字や絵をオープンフォントとして提供。この取り組みは「シブヤフォント」と呼ばれ、地域活性化に貢献するシティプロモーションの一環として進められています。企業とのコラボレーションを通じて、福祉施設の工賃向上にも寄与しています。

また、映画『ふたり〜あなたという光〜』は、障がい者と健常者の共生の重要性を扱った短編映画です。この映画は、障がい者を持つ家庭の特有の悩みを描写し、理解を深めることが求められる時代にぴったりの作品となっています。この映画プロジェクトは、FUKUFUKU+ソーシャルデザイナーの福島治さんや、COOの三間瞳さんの取り組みの一つとして位置づけられており、クラウドファンディングを通じて資金を集めながら公開へと向けて進行中です。

特に三間瞳さんは、障がいを持つ実妹がいる「きょうだい」として、その経験をもとに障がい者への理解を求め、共に歩む社会の実現に向けて活動しています。自身の映画好きも影響し、映画制作を通じて社会にメッセージを届けたいと考えています。障がい者と健常者が共に歩むきっかけとなるよう、この映画の公開が待たれます。

映画視聴方法



クラウドファンディングの支援者には、映画視聴の権利が与えられます。ご支援は1月16日まで、詳細は公式サイトにて確認できます。

初回上映会



日時:2021年2月11日(木・祝) 14:30〜16:00
会場:日比谷図書文化館 大ホール
東京都千代田区日比谷公園1-4
新型コロナウイルス感染対策で最大100名の限定開催となりますが、状況に応じてオンライン上映会も実施されます。

映画の概要



本編は約40分の短編で、障がい者を持つ家庭に生きる姉の視点が描かれています。監督は佐藤陽子氏、プロデューサーには三間瞳氏が名を連ねています。

このような活動を通じて、障がい者への理解を深め、日常生活での共存を実現するための動きが広まっています。「きょうだい」としての位置付けを大切にし、支援の輪が広がることを期待しています。

会社情報

会社名
BP&Co.株式会社
住所
東京都港区浜松町2-2-15-2F
電話番号
03-6778-5255

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