女性クリエイターの力を引き出す新たなアートプロジェクト「Aoe」始動

鎌倉を拠点にした新プロジェクト「Aoe」

鎌倉を基盤に展開するギャラリー「HUG FOR＿.」が、このたび新たなプロジェクト「Aoe」を立ち上げました。このプロジェクトは、女性アーティストやクリエイターの表現を大切にし、技術と感性を通じて社会に新しい価値を提供することを目的としています。「Aoe」は、2025年11月に始動し、アートを軸とした自生し共生する美しい社会の実現に向けて活動を展開します。

プロジェクト「Aoe」のビジョン

「Aoe」は、アートが持つ力で人々をつなぎ、社会に還元することを目指すコンセプトに基づいています。ギャラリーとは異なり、小さなスタジオとしての役割を果たし、女性クリエイターたちの多様な表現を尊重します。この取り組みを通じて、教育、医療、福祉、地域、企業など様々な分野とのコラボレーションを支え、心のつながりを深める体験を提供します。

主な活動内容

プロジェクト「Aoe」では、以下のような具体的な取り組みを行います：

- 地域の商業施設や福祉施設、教育機関と連携し、アートに関するワークショップを企画・運営。
- アーティストと企業の協業により、空間演出やブランディングの機会を作り出す。
- 「自立、自律、共生」をテーマにした講演やワークショップを企画運営。
- 女性向けのネットワーク支援やコミュニティ運営を通じて、アーティストの活動を後押し。
- 女性アーティストによる展覧会を企画し、広くアートを鑑賞できる場を設けます。

これらの取り組みを通じて、鎌倉市内だけでなく様々な場所でアートに触れる機会を創出しようとしています。

社会への還元と連携

「Aoe」では、アートが生み出す価値が社会に還元される仕組み作りが重視されています。将来的には、プロジェクトの収益の一部を神奈川県内外の母子生活支援センターや、性被害者支援団体に寄付することを予定しています。このような取り組みは、単なる一時的な支援にとどまらず、「表現」と「共生」の概念を融合させる重要な活動となります。

アートを届けることの意義

「Aoe」は、アートが誰かの心に届くことで、本当の力を発揮すると考えています。ただアートを作るだけでなく、それを人々に届けることが本来の使命です。アートが人々に寄り添い、心に安らぎを与える場を生み出すことを目指しています。

代表奥山英里子のビジョン

プロジェクトの代表を務めるのは、鎌倉市在住の奥山英里子氏。彼女はアート事業を通じて、社会の中での女性の役割や感性を再定義し、共感を育むことの重要性を説いています。彼女の取り組みは、障がいのあるアーティストとの協働活動や、芸術による共生社会の実現を目指した研究にも及びます。これからの活動では、特に女性アーティストの表現の場を広げることに注力し、前向きな意志を持って「Aoe」の理念を社会実装していく予定です。