柳川藩主立花邸 御花、2025年リニューアルオープン
福岡県柳川市に位置する「柳川藩主立花邸 御花」は、400年の歴史を誇る文化財であり、今なおその魅力を多くの人々に伝えています。このたび、2025年1月11日にリニューアルオープンすることが決まり、宿泊予約は2024年10月1日から受け付けが開始されます。大名の末裔が営む料亭旅館としての独自の魅力を、最新の設計で再構築し、訪れる人々に新たな体験を提供します。
リニューアルの特色
今回のリニューアルプロジェクトは、UDS株式会社によって手掛けられています。その特徴は、100年先も変わらぬ「上質で普遍的な温かみ」と、経年変化を楽しむことができる自然素材を活用する点です。特に御花の屋敷で使われていた布石を石畳やオブジェに使うことで、歴史的な面影を存分に感じさせる空間が創出されました。また、地元八女の伝統的な提灯や、地域の家具なども導入され、地域色を豊かに表現したデザインになっています。
客室の魅力
全20室の客室は、それぞれ異なる個性を持ち、八つのタイプに分かれています。特に、日本庭園「松濤園」に面した客室からは、国指定の文化財である庭園と御花自身が目の前に広がります。これは、日本で唯一の国指定名勝に泊まることができる貴重な体験です。特別室「黒松」と「橙」と呼ばれるスイートルームも特に魅力的で、休息と満足感を提供します。
空間デザイン
宿泊者専用のエントランスは、かつて懿侯が使用した布石を敷き詰めた石畳が設えられ、地元の石材を使ったサインが設置され、訪れた瞬間から歴史的な雰囲気が漂います。ロビーやラウンジには、福岡県八女市の伝統的な提灯が照明として使用され、これらは空間に深みと落ち着きをもたらしています。また、地場産業の家具も取り入れられており、地域文化を大切にした空間になっています。
特別プランのご案内
リニューアルオープンを記念して、公式サイトからの予約限定で「リニューアルオープン特別プラン」が販売されます。このプランは、2025年1月11日から2月28日まで宿泊可能で、予約を開始する日程は2024年10月1日です。特典として、1泊2食付きプランが20%オフ、朝食付きプランが10%オフになります。詳細な情報は公式サイトに掲載されていますので、あわせてチェックしてください。
歴史とのつながり
立花家は、明治から平成までの激動の時代を生き抜き、2025年には料亭旅館として75周年を迎えます。この節目を機に新しいロゴマークも誕生し、立花家の歴史や物語を今後も大切に受け継いでいく姿勢が示されています。
柳川藩主立花邸 御花は、ただの宿泊施設ではなく、日本文化の深い現在と未来を結びつける場所。リニューアルされた空間で、ぜひとも新しい歴史を体験してみてください。