ツムラが医薬情報を効率化、問い合わせ業務が大幅削減！

ツムラ、医療業務の問い合わせが劇的に減少

株式会社ネクスウェイ（本社：東京都江東区）と株式会社ツムラ（本社：東京都港区）の連携により、医療現場での問い合わせ業務が革新的に改善されました。具体的には、ネクスウェイが提供する「医薬情報おまとめ便サービス」と「アスヤクWeb広告サービス」が導入され、ツムラは医療関係者からの問い合わせ対応を10分の1に削減することに成功しました。これにより、ツムラはお客様への対応時の情報を詳細に記録し、より価値の高いコア業務に注力できるようになりました。さらに、対応のクオリティを向上させるための知識アップデートの時間も確保できました。

ビジネスの背景

ツムラは国内において医療用漢方製剤のシェアを85％占めていますが、漢方製剤に特有の保管方法や服薬方法に関する問い合わせが日常的に行われています。従来、MR（医薬情報担当者）が薬局を訪れて情報提供を行っていましたが、これには限界がありました。その結果、医療従事者や患者に対しての広範な啓発が必要とされていました。

このニーズに応えるため、ツムラは「医薬情報おまとめ便サービス」を導入し、全国の薬局に郵送で漢方製剤に関する情報を提供し、さらに約50,000名の薬剤師に対してWebでの広告掲載を行う「アスヤクWeb広告サービス」に着手しました。これにより、アナログとデジタル両方の広告アプローチが可能となり、医療現場への情報伝達がより効率的になったのです。

ツムラの声

ツムラのマーケティング本部学術情報部は、導入後の成果に満足しています。辻敏弘氏によれば、「医薬情報おまとめ便サービス」による情報提供により、問い合わせの数が10分の1に減少し、電話による問い合わせも約3割減少したと報告されています。これにより、より多くの時間とリソースを他の業務に振り向けることができるようになりました。

また、課長の小林純人氏は、「K-Chat」の利用者が通常の200名から400名に倍増したことや、「アスヤクWeb広告サービス」の利用でアクセス数が急増したことを挙げ、これらのサービスがどれほど効果的であるかを強調します。沖田俊二部長も、電話応対の減少で残業が減り、生産性向上と付加価値の高い業務への集中が実現できたと述べています。

各サービスの詳細

「医薬情報おまとめ便サービス」では、全国約67,000軒の調剤薬局および病院薬剤部に向けて、一括して必要な医薬品情報を郵送することが可能で、薬剤師の認知度97.6％という高評価を得ています。また、「アスヤクWeb広告サービス」では、薬剤師向けサイトに対してメルマガやWeb広告を通じてのプロモーションを行い、個々のニーズに応じたマーケティング活動が実施されています。