古民家トランスフォーメーション、iFデザインアワード2025で金賞受賞

古民家プロジェクト「承継樓」がiFデザインアワードで金賞を受賞

新潟県上越市に位置する古民家を再生した「承継樓」が、iFデザインアワード2025において最優秀賞にあたる「iFゴールドアワード」を受賞しました。この建築物は、古民家トランスフォーメーション（KX）によって生まれたシンボル建築であり、世界各国からの膨大な応募の中から特に優れたデザインの75件に選ばれた一つです。

受賞の背景

受賞対象の「承継樓」は、日本再生株式会社が手掛ける「たいせつ古民家®」の再生事業の一環として誕生しました。この取り組みは、上越後地域の貴重な建築文化遺産を甦らせることを目的としています。審査員たちの評価は、機能性やアイデア、持続可能性、独自性、形状という五つの評価項目において高く、特に“インテリアアーキテクチャ”部門での受賞です。同部門でのゴールドアワード獲得は全国で6件のみという、極めて名誉ある実績です。

デザインの評価

iFデザインアワードの審査員は、「承継樓」のリノベーションにクリエイティブかつ現代的な持続可能性の理解が表れていると評価しました。優れた木材の質と建築詳細への注目が際立ち、室内空間のレイアウトと景観アプローチ之间のバランスも完璧で、訪れた人々に居心地よい安らぎの場を提供しています。

この賞の受賞は、単なる建築物としての成功ではなく、地域社会への貢献も意味します。日本再生株式会社では、地域の文化を大切にしながら、新たな価値を創造することを目指しています。

受賞の意義

「承継樓」の受賞は地元にとっても大きな喜びです。日本再生株式会社は、住宅だけでなく、地域全体の文化的な価値を高めることに貢献しています。また、昨年にはウッドデザイン賞とも提携し、さらなる認知度と信頼性の向上を図っています。このような賞を受賞できたことは、地域の職人や協力企業との共同作業の賜物であり、今後の展開にも弾みをつけるものです。