バイオームがボリビアで教育活動
2025-01-10 15:20:58

京都発のバイオーム社がボリビアで環境教育プログラムを実施へ

京都発、バイオーム社がボリビアで環境教育プログラムを発表



株式会社バイオーム(京都府京都市)は、ボリビアの環境NGOであるガイア・パチャ財団と提携し、スマートフォンアプリ「Biome(バイオーム)」を用いた環境教育プログラムの共同開発を開始することを発表しました。この協力の目的は、地域住民に生物多様性の重要性を伝え、特に水質汚染問題の解決に向けた意識の向上を図ることです。

プロジェクトの背景


ボリビアのコチャバンバ市では、水不足と下水処理の遅れが影響し、水質汚染が深刻化しています。水質の改善に向けた取り組みとして、コチャバンバ県庁と独立行政法人国際協力機構(JICA)が連携して技術協力プロジェクトを進めています。今後、新たに「コチャバンバ県統合水資源管理実践能力強化プロジェクト」が始まる予定ですが、地域住民がこのプロジェクトの重要性を理解することが肝要です。

バイオーム社は、JICA・IDB Labの支援を受け、自社開発のアプリ「Biome」を用いて、環境意識の啓発に向けたプロジェクトを実施します。このプロジェクトでは、アプリを利用し汚染のある水域と健全な水域の違いや生態系の豊かさを体感してもらい、良好な水環境への理解を深めることを目指します。

協定締結の経緯


このプロジェクトは、JICA・IDB Lab共催のプログラムに採択されたことで実現に向けて進みました。2024年6月には、コチャバンバでの現地調査が行われ、県庁や市役所、大学、NGOなどの関係者との話し合いを経て、教育活動に特化したGaia Pachaと協力することが決まりました。

中南米での事業展開


バイオーム社はこのプロジェクトを契機に、中南米市場へのアプリの普及を進め、収集した生物観測データを基にデータプラットフォームを構築する考えです。特にアマゾンやアンデスなど生物多様性が豊かな地域での事業展開を図り、非財務情報開示のサポートに向けたビジネスの拡大を狙います。

Gaia Pachaについて


ガイア・パチャ財団は、ボリビアで環境保護に取り組む非営利組織です。科学知識に基づく環境教育活動を展開し、多くの企業や行政と協力して地域のニーズに応えています。バイオーム社との協力を通じて、さらなる環境意識の向上を目指しています。

バイオーム社は、2023年に設立され、生物多様性の価値を広めることを目的に活動しています。自社開発のアプリ「Biome」を用いた情報収集や、生物多様性の可視化に貢献するサービスを提供し、環境保護に寄与することを目指しています。

このパートナーシップを通じて、ボリビアの地域社会にポジティブな影響を与え、さらには中南米全体での持続可能な開発に寄与することが期待されています。


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会社情報

会社名
株式会社バイオーム
住所
京都府京都市下京区中堂寺南町134番地 ASTEMビル 8階
電話番号
075-432-7622

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