女性職人が誕生！伊豆修善寺のうなぎ専門店が新たな魅力を発信

伊豆のうなぎ専門店に女性焼き職人が誕生

静岡県伊豆市に新たに生まれたブランド「山葵うなぎ」が話題を呼んでいる。このブランドは、あまご養殖やわさび栽培を手がける有限会社下山養魚場が、伊豆市のいいところを全面に押し出して展開したものだ。特に注目なのは、直営店「山葵うなぎ辻むら」で、女性焼き職人が2名誕生したことだ。彼女たちは、まさに新たな風を吹き込む存在として期待されている。

女性焼き職人の誕生の背後に

当店では、これまで男性職人が主力として活躍していたが、今春、女性スタッフの希望を受けて焼き技術の習得が始まった。専属の料理人の指導のもと、少しずつ自信をつけ、ついにお客様に提供できるまでの腕前になった。また、彼女たちの誕生と同時に、男性職人が家庭の事情で退職したため、女性職人のみの店となった。これまで男性中心の職人集団であったうなぎ業界に新しい風を吹き込むチャンスだ。

女性の活躍がもたらす新たな可能性

飲食業界では、女性が活躍する姿は徐々に増えてきているものの、うなぎ職人というと、どうしても男性の力強いイメージが想起されがちだ。しかし、実際には女性職人でも十分にその技術を磨き挙げられる環境が整いつつある。たとえば、伝統的な経験が必要とされる待遇の中でも、「裂く」「串打ち」「焼く」のような技術は実は柔軟にアプローチすることが可能だ。

焼き方にも工夫を

「裂き3年、串打ち7年、焼き一生」と言われるうなぎの世界だが、最近ではテクノロジーの進化により、女性職人も仕事をしやすい状況が整ってきている。うなぎの裂き方を覚え、さらに焼きの仕上げを行うために、当店では専門の職人が裂きを担当し、他の工程を持ちつつ最後の焼きの部分で女性たちが圧倒的な技術を見せるということも現実的になっている。

新たなメニューのご紹介

「山葵うなぎ辻むら」では、こだわりのメニューを展開しており、注目の看板メニューに「山葵うなぎの蒲焼き重」（3,980円）や「うなぎコロッケ」（660円）などがある。他にも「肝串」（500円）や「鰻巻きたまご」（1,200円）なども取り揃えており、選択肢が豊富だ。ガス火で焼き上げることで、焼きのハードルも低く、安全にクリエイティブな美味しさを提供している。