QBハウスの挑戦
2020-11-25 13:00:11
QBハウス、時代に合ったブランディング強化に挑む
QBハウス、時代に合わせたブランディング強化に挑む
QBハウスは、より良いサービスを提供するために、ブランドの見直しと強化に力を入れています。これまでの取り組みを振り返り、時代に合った価値観を再構築することを目指しているのです。
技術力向上への道のり
2012年から始まった社内カットスクールによる技術力向上は、QBハウスの取り組みの一環として不可欠な要素です。このスクールの目的は、スタイリストたちのスキルを向上させると同時に、お客様に安心してご利用いただけるサービスを提供することにあります。
2018年には、キュービーネットホールディングスが東京証券取引所第一部へ上場しました。この瞬間は、QBハウスにとって新たなスタートを切る上で重要な出来事でした。
顧客との絆を深める必要性
2020年代では、顧客との関係をさらに強化するためのプロジェクトが立ち上がりました。このプロジェクトでは、従業員との絆を深めることや、ブランドの存在意義を再確認する作業が中心となりました。従業員全体に向けてアンケートが実施され、彼らの声を収集し、スタイリストやマネージャーとのワークショップでその意見をもとにブランドの理念を練り直していく方針を採ったのです。
ブランドの特徴や役割を明確にし、分かりやすい形で顧客に伝えることが目指されました。このように、広範な視点での調査や分析を通じて、QBハウスは次のステップに進む準備を整えています。
生活者調査による価値観の精査
具体的な取り組みとして、QBハウスは全世代やライフスタイルに分かれた生活者を対象にした調査を行いました。この調査では、ヘビーユーザーから非ユーザーまでを分類し、ブランドに対する期待や利用を辞めた理由を分析しました。
これにより、サービス品質の見直しやその改善点が明らかになったのです。
企業の存在意義「LESS IS MORE」
QBハウスが誕生した1990年代は、高度経済成長の終焉を迎え、低価格で質の良いサービスを提供する企業が急増しました。この時代の特徴は、余分な要素を省くことで、シンプルかつ高品質なサービスの提供を可能にしたことです。
QBハウスも、「安心して働ける職場」を実現するために、余計な作業を削減し、スタイリストの負担を軽減する取り組みを続けています。省資源化を推進し、再生可能エネルギーを利用することで、企業の環境に対する責任を果たす姿勢も打ち出しています。
QB PREMIUMの展開
2020年代のスタートとともに、新型コロナウィルスの影響で多くの人々が生活様式を見直すようになりました。この機会を利用し、QBハウスは新たなサービス「QB PREMIUM」の展開に踏み切りました。このサービスは、利便性を追求しつつ、時間を有効に使える新しいスタイルの美容サービスです。
大手町メトロピア内にオープンしたQB PREMIUMでは、顧客に向けて「自分らしく時間を使うこと」の重要性を訴求し、豊かで快適な日常生活の実現を目指しています。
結論
QBハウスは、これからの時代に向け、新たなサービスとブランディング戦略を進めています。
「省く」ことを重視し、余計なものを取り払い、本当に必要な価値を提供する。この理念をもって、QBハウスは未来に向かって進化し続けるのです。
会社情報
- 会社名
-
キュービーネットホールディングス株式会社
- 住所
- 東京都渋谷区神泉町8-16渋谷ファーストプレイス4F
- 電話番号
-
03-6433-7723