FeLuceが受賞
2020-10-01 13:30:03

新たな美しさを追求した日本製鉄の「FeLuce」がグッドデザイン賞受賞

日本製鉄の新商品「FeLuce」とは



日本製鉄が新たに開発した「FeLuce®(フェルーチェ)」が、公益財団法人日本デザイン振興会が主催する2020年度グッドデザイン賞を受賞しました。薄板製品としては初めての快挙であり、その評価は多くのデザイナーやエンジニアから注目されています。この新たな鋼板は、ヘアライン調の電気めっき鋼板であり、防錆性能を保ちながらも素材の美しさを引き出すことを目指しています。

画期的な製法



「FeLuce」の最大の特徴は、めっき層自体に意匠性を持たせた点です。従来の手法では、金属の表面に塗料やフィルムを加えることで製品を造形していました。しかし、「FeLuce」では、金属本来の質感を捨てることなく、シンプルな製法に挑戦しました。これによって、金属の美しさと機能性の両立を実現し、エコな商品に仕上がっています。

この新しい鋼板は、家電製品から内装建材、鋼製家具に至るまで、様々なプロダクトで使用されることが想定されています。製品ラインナップとしては、上質なブラックの「FeLuce Black」と、豊かな反射を持つシルバーの「FeLuce Silver」が用意されており、どちらも2021年1月から発売予定です。

グッドデザイン賞の意義



グッドデザイン賞は、デザインによって生活や社会をより良くするための活動として、1957年から続いています。この賞を受賞した「FeLuce」は、金属素材本来の美しさと必要な機能性を新しい発想と技術によって満たした優れたデザインであると評価されました。審査員は、「従来の鋼板では表現できなかった質感を実現している」とその独自性を称賛しています。

ネーミングの背景



「FeLuce」の名称は、鉄の元素記号「Fe」と、イタリア語で「光」を意味する「Luce」を組み合わせたものです。この名称は、鉄の素材感が新たな可能性を照らすことを願った思いが込められています。デザインだけでなく、環境への配慮も考慮されているこの商品は、製品デザインの新たなスタンダードを打ち立てることでしょう。

持続可能な未来への貢献



日本製鉄は、世界最高の技術とものづくりの追求を続けており、国連が掲げる持続可能な開発目標(SDGs)に則った活動にも力を入れています。特に「つくる責任 つかう責任」や「気候変動に具体的な対策を」といった目標に取り組むことで、社会の発展に貢献することを目指しています。

「FeLuce」は、ただの鋼板ではなく、新たなデザインの可能性を秘めた製品です。その美しさと機能性が融合することで、私たちの生活環境をより豊かにしてくれることでしょう。今後の展開に期待が寄せられています。

詳しい情報は、日本製鉄のブランドサイトからご覧いただけます。

会社情報

会社名
日本製鉄株式会社
住所
東京都千代田区丸の内二丁目6番1号(丸の内パークビルディング)
電話番号
03-6867-4111

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