R65不動産、電力データ活用による新サービスを展開
高齢者の賃貸住宅探しをサポートする株式会社R65(東京都杉並区)は、2024年8月1日より、「らくらく物件見守りサービス」、通称「らくもり」の販売を開始します。このサービスは、高齢者が賃貸住宅を借りる際の障害の一つ、「孤独死による事故物件化」の問題解決を目指すものです。
何が背景にあるのか?
日本は世界でも最も高齢化が進んでいる国ですが、高齢者が賃貸物件を借りる際には大きな壁が存在します。ある調査によれば、賃貸オーナーの約4割が高齢者の入居を拒否していることが明らかになっています。この現状に対応すべく、国土交通省は見守り機能付きの「居住サポート住宅」の創設など、高齢者の住宅問題を改善するための対策を進めています。
また、昨年10月の電力データ利用解禁を受け、R65不動産は電力データを活用した見守りサービスの実証実験を行いました。この実験により、高齢者を入居させたいが健康面でのリスクを心配する不動産会社や、見守りサービスへの期待感を持つ入居者の声が多く寄せられました。
らくらく物件見守りサービスの概要
「らくもり」は、日常の電気の使い方に異変がある場合に、即座に入居者や見守り者に安否確認の通知を送るサービスです。これは、どの電気事業者と契約していても利用可能で、契約を変更する必要もありません。利用者にとっては手間がなく、安心して暮らせる環境が提供されることになります。
営業展開とパートナーシップ
R65不動産は、この「らくもり」をより多くの高齢者に届けるため、全国の不動産会社や家賃保証会社に向けて「販売パートナー」の募集を開始しました。2024年10月末までに申し込む企業には、卸価格を最優遇するキャンペーンを実施します。
さらに、2024年8月6日と7日には、東京ビッグサイトで開催される賃貸住宅フェアにおいて、GDBLと共同出展し、サービスのお披露目を行います。来場者は実際にこのサービスを体験することができるため、ぜひ足を運んでみてください。
会社の背景
R65不動産は、65歳以上の方々が賃貸住宅への入居をスムーズに行えるよう、様々なリスクに対する解決策を提供しています。急な立ち退きや入居拒否など、実際の悩みに寄り添いながら、高齢者が安心して住環境を選べる社会を目指しています。
代表の山本遼氏が率いるR65不動産は、「いくつになっても、好きな場所に住める社会」を実現すべく、一層の努力を続けています。詳細については公式サイトをご覧ください。
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